格安sim プランの検討

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Phone---ZenFone-5-(A500KL)-格安スマホデビューについての2回めです。

前回は、快適な格安スマホ生活のために大事なのはMVNO選択だと言いました。格安スマホが格安simとシムフリースマホの組み合わせならば、MVNO選択を間違えなければ、半分は成功したも同じです。MVNOが増えてきて、その分選択の自由は増えましたが、それに比例して迷いが生じるということも前回言いました。どうすれば正しい選択が出来るのか。それは現状と今後の将来性にかかっているだろうと思います。

たとえば、音声通話付きにするかどうかで選択の幅がだいぶ狭まってくるのですが、どのMVNOを選ぶべきか結論を先に言ってしまうと、私の今の見解では、OCNかIIJmioの2択になるだろうと思います。判断理由は、先ほど言った現状と将来性を勘案してのことです。MVNOの競争激化によって、似たようなプランは多く出てきました。同じようなプランでも、中身がだいぶ違うこともあり、それを改善出来るのは資本に裏づけされた企業力や顧客満足を考えられる企業精神だろうと思います。現状だと上記2社は期待が持てます。その中で、さらに1社に絞るとしたら、現状はOCNということになるでしょう。ただ、前にも言いましたが、競争があるからこそ業界が発展するのであり、それが健全な状態だろうと思います。一極集中はあまり好ましいものとはいえません。現在のキャリアの月額料金の高止まりは、寡占状態が原因であるとも言えるのですから。是非、ご自分の目で耳で確かめて、ご自身の頭で考えて行動されるように望みます。

さて、あくまで初心者向けの解説ということで、自分が格安simによるスマホを始めた時に何を迷い、何に心配を感じたかを思い起こしています。スマホを始めるというのも変な表現だと思いますが、理屈では分かるけれども拭い切れない不安というのは、やはりsimと白ロムの関係でしょう。今年度からシムロック解除が義務付けられるというニュースも報道されていることから、たまに誤解している人がいますが、MVNOのsimは殆どがdocomo系です。なので、docomoで販売しているスマホはシムロック解除をしなくても、そのままMVNOのsimを挿入すれば普通に使えます。なにより、MVNOのsimにdocomoのプリントがされているはずです。ただ、docomoと契約していた人は注意が必要ですが、docomoユーザー向けのサービスやアプリは利用できません。当然といえば当然なんですが、その辺も使ってみて初めて分かる人も多いだろうと思います。もっとも、アプリは代用が利くものも多いので、使えなくて不便を感じることはあまりないんじゃないかとも思います。

逆に、auやSoftBankのスマホは、そのままでは使えないということになります。auのスマホは、mineoやUQモバイルのsimを使えると思いますが、心配な場合は各社が出している対応端末表を確認するか、サポートに確認するのが良いと思います。

格安simが一見難しそうに思えるのは、simに関してもスマホに関しても、大手キャリア(docomo、au、SoftBankあるいはY!mobileなど)とは違い、特に誰も説明してくれないからなのでしょう。誰も説明してくれないフリーsimと、これまた誰も説明してくれないシムフリーのスマホを組み合わせないとならないので、ちゃんと利用できるのかどうかが心配になるわけです。そう言ったイレギュラー購入は、キャリアの接客販売に慣れてしまった日本人には苦手意識が強いのでしょうね。料理の出来ない人が具材を買い物するときに似ていると思います。

どうせ考えてもわからないから、あんたのおすすめを教えてくれという人もいるかと思います。本当は選択の自由こそが格安スマホの醍醐味なのですが、中にはそれが面倒な人もいるでしょう。もし、これを読んでいる貴方がそういう人なら、私が考える最善の組み合わせをお教えします。Zenfone5というシムフリースマートフォンに、先ほど言ったOCNモバイルONEのsimを挿入して利用する。これが現状ではコスパを考えた王道路線だと思ってください。もっとも、海外ではZenfone2が発表になっていますので、発売価格にもよりますが、いずれそちらがシムフリースマートフォンの代表機種になるかもしれません。

もしもdocomo系のスマホが余っているなら、最初はそれをそのまま使うのが良いでしょう。2年以上前の製品だと、物によっては時代遅れの感が否めなくもないですが、それによって足りない部分がわかれば、新しいスマホの購入の参考になるだろうと思います。問題はsimの大きさですが、サイズ変更の場合なら大体2,000円くらいで交換出来るでしょう。いずれにしろ、MVNOの場合には、仮にプラン選択で失敗しても、それほどの痛手は蒙りません。音声通話simの場合は少し長めの縛りがあるので、早期解約や長期間の利用となればそこそこの出費にはなりますが、それでも大手キャリアのせいぜい2,3ヶ月分の月額利用料に過ぎないでしょう。考えているよりも失敗したほうが早そうです。もっとも、先ほどの王道路線で失敗するようなら、むしろどこにも成功は転がっていないとも思えます。特にOCNやIIJmioは、月ごとのプラン変更も可能ですから、simの交換が必要なプランへの変更でなければ、臨機応変な対応も出来ます。

たとえば、OCNの場合には初月無料という特典がありますから、最初の契約時には4GB契約にしておいて、それほどの容量が必要なければその月末に2GB契約に変更、その翌月から2GBプランの料金で運用するなどということも出来るわけですね。翌月繰越がありますから、運用の仕方によっては、(少々面倒ではありますが)かなりお得な使い方も出来るはずです。

ということで、シムフリースマートフォンに関しては、今後とも上のメニューのおすすめ商品の方で紹介していこうと思っています。

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