走れ！超激安タブレット　KEIAN　R-M702S V2

タブレット

2014.11.07

ということで、公約をきっちり守る貧乏おじさんの格安タブレットレビュー3回めです。昨日（もう一昨日？）のニュースで安さの殿堂ドン・キホーテから5,950円（税抜）の感嘆パッドが発売されたということで、いよいよ格安タブレット時代の到来を思わせます。（そんなわけねーだろ　←　心の声）

さて、貧乏たらしくチマチマと回を重ねてまいりましたが、そろそろみなさんも飽きてきたのではないかと思います。しかしながら、まだこのタブレットの本質と言いましょうか、隠れた性能といいましょうか、優れたポテンシャルとでもいいましょうか、そう言ったものをまだ何も紹介しておりませんでした。感嘆タブレットが5,950円（税抜）なら、こちらのタブレットは2,999円（税抜）です。ヒデキ感激タブレットと呼んでもいいくらいでしょう。

さて、これ以上ダラダラやってもしょうがないので、どんな具合なのか、ざっくりと説明してまいります。その前に、7インチタブレットだと、大抵電気屋さんの量販店なら店頭にディスプレイされているので、大きさは大体わかるかと思います。わかりづらいのは厚さですね。これによって、だいぶホールド感も変わってきますので、わかりやすいように写真を載せてみます。

昔だったらタバコの箱なんかを置けたのですが、貧乏だったので禁煙してしまいました。仕方ないので手近にあった小瓶を置いてみました。非常によくわかるのではないかと思います。

さて、だいたいの大きさがわかったところで、続きまして中身です。

技適マークもついてますね。色んなアプリを試したいところですが、まず最初に、GooglePlayからセキュリティソフトを入れてみます。

ん？

なんと！これ、Google Playが使える！んですね。最初に入ってるアプリは殆どおまけみたいなものですから、好きなアプリをGoogle Playから落とせるのとそうでないのとでは、まさに雲泥の差があります。

ただし、問題はメモリですね。前回写真を上げましたが、もう一度載せておきましょう。

システムメモリが512MBしかありません。ダウンロードしたアプリは、まずその中に入りますので、いくらでもインストール出来るかというと、実はそうはいきません。SDカードに移動出来るものは適宜移動しておかないと、すぐに固まったり数えるほどしかアプリを入れられないという落とし穴があります。システムメモリは変えようがないので、この時点でかなりのハンデです。

それでは早速、セキュリティソフトのAVGを入れてスキャンしてみます。

こんなの出たんですけど？

最初は、何かなと思ったんですが、確かこれを買う時に店員が、こちらは工場再出荷商品なので、保証は初期不良のみで1週間とか2週間とか言ってたんですね。

そして、この製品は本来はGoogle Playには対応していなかったはずですから、ルートを取ってGooglePlayを使えるようにしたんでしょう。あくまで推測ですが。確かにルート化すると色々と問題はあるでしょうが、めんどくさいので無視することにします。

今私のタブレットに入っているアプリは、ほぼ今日の最初に載せた画像にあるものです。他にも入れようと思えば入れられるのでしょうが、この時点でも結構重たくなっています。

さて、ライバル感嘆パッドのレビューがITmediaに載っていましたので、こちらも負けずにベンチマークテストの結果を見てみましょう。

トータルスコアが1558ですか。さすがに感嘆パッドの2394にも負けていますが、価格がおよそ半額ですからね。仕方ないと思います。むしろ、この価格で結構健闘しているんじゃないでしょうか。もっとも、元々の値段はカンタンPadと大して変わらなかったりするんですが。

それにしても、感嘆パッドの長所と短所が、HDMI出力以外は、ほぼこのタブレットにも当てはまるので、思わず笑ってしまいました。

最初に感じるのは液晶の見栄えの悪さです。もともと解像度は低いですが、発色もあまり良くないし、視野角が非常に狭いので、少し傾けただけで画面が殆ど見えなくなったりします。覗き見防止には良いのかもしれませんが、下手をすると自分まで見れなくなってしまいます。

そしてタッチパネルの反応の悪さ。これはもうストレスが溜まります。さらにスペックの問題で、表示にも時間がかかりますから、反応しているのかしてないのかがわかりづらい。認識していないのかと思って同じ場所をタップすると、ちょうど画面が変わりかけていたところで、余計な画面に飛んでしまい。。。というような事が頻繁に起こります。

仕事で使うにしろ、遊びに使うにしろ、道具でストレスを感じるというのは、ちょっと違うだろうとは思います。さらに、画面の割には小さいバッテリー。見る見るうちに無くなっていきます。

スペックからすれば、ゲームなどは最初から諦めるレベルだろうと思います。滑らかな動作など望むべくもありません。ただ、私が入れている将棋ゲームやフリーセルのようなカードゲームなら、多少もたつく感はあるけれども、それほど問題ありません。

Smartニュースを大きな画面で読みたいと思っていたんですが、こちらは全部読み込むのに忍耐が必要です。朝のニュースを読もうとしたら日が暮れそうになるし、夜のニュースを見ようとしたら夜が明けるんじゃないかと思わせてくれるくらい、表示されるまで待たされます。元々読み込みは遅いアプリですしね。

ですから、インターネットをするときにも、重いサイトだった場合には、タブレットを放り投げたくなるくらいストレスが溜まる場合があります。

ところが面白いのは、YouTubeなどは割りと普通に再生されることです。多少読み込みに時間はかかりますが、動画が再生され始めると、思っていた以上に滑らかに再生されるのです。画質が特に悪いわけでもありません。これはYouTubeだけではなくて、お父さんが大好きで、こっそりトイレで見るあのサイトの動画などもそうです。また、保存した動画などもそうですね。発色の悪さは否めないものの、動きだけは問題なく動いています。

あとは、テキスト系のビューワーは色も特に関係ないでしょうから、マンガや小説などを読むには結構重宝します。なお、カメラはインカメラしかありませんから、何かの撮影に使えるかと言ったら、ほぼ記録のためだけでしょうね。おもちゃみたいな感じです。

さて、長々とやってきましたが総評として言えることは、特にネットに繋ぎながらではなく、一度ダウンロードしてから操作すれば（内容的に法律違反にならない限りで）、それなりに使えるけれども、大人が本気で使うものじゃないだろうと言うことです。そんなことは最初からわかってると言われそうですね。

ということで、実は最近発売されたASUSのMemo Pad 7 ME572CLを買ってしまいました。

なので次回以降はその話で。

3,000円タブレットでブログ3回更新だから、次は30回くらいか。。。