格安スマホ vs 格安sim+自前白ロム3

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今度こそ格安スマホと格安sim+自前白ロムの比較です。

キャリアとの比較は、キャンペーン料金あり、機種代金の大幅値引きありで、どちらが優位かわかりづらいものですが、あれに街の携帯屋さんの一括0円などが入ると、キャリアの契約の方が安いということもあるでしょう。時間のある方は、その辺の比較をきっちりとやりながら、スマホ選びを考えると良いと思います。

さて、キャリアでのスマホ料金節約が上級者向けなら、格安スマホは初心者向けと言えると思います。格安sim+白ロムは中級者でしょうか。今まで使っていたスマホが余っていれば、特に難しいことは無いんですけどね。持っていない人は、これから調達するスマホの幅が広がりますから、それで混乱する人が多いかもしれません。もっとも、使える機種は限られているので、実はそれほど難しくはないんですが、少しでも安くしたいと考えると迷いが出てくるわけですね。

本当は、月々の使用料が安くなる分だけ、最初に選ぶスマホはある程度贅沢でいいんじゃないかと思うんですが、自分が思っているだけの寿命というか、不具合が出ないで天寿を全うしてくれる保証もないので、その辺が鬩ぎ合いになりますね。端末個体の不具合だけではなくて、製品そのものにリコール並みの欠陥が隠れていないとも限りませんから。

さて、理屈はこれくらいにして、さっさと比較に参りましょう。キャリアとの比較は、プランも検討しないといけませんでしたが、今回は端末の比較で事足ります。

機種LG G2 L-01FLG G2 mini
LG G2 01FLG G2 mini
キャリアNTTドコモフリー
製造LGエレクトロニクスLGエレクトロニクス
発売日2013年10月11日2014年8月1日(日本)
概要
OSAndroid 4.2.2Android 4.4
CPUQualcomm Snapdragon 800 MSM8974 2.3GHz(クアッドコア)Qualcomm Snapdragon 400 1.2GHz (クアッドコア)
音声通信方式3G:FOMA(W-CDMA)
2G:GSM
GSM:850/900/1800/1900MHz
データ通信方式3.9G:Xi
3G:FOMA(HSDPA・HSUPA) 2G:GSM
無線LAN(IEEE 802.11a/b/g/n/ac)
3G    2GHz帯 / 800MHz帯
LTE   2GHz帯 / 1.7GHz帯 / 800MHz帯
無線LAN(IEEE802.11b/g/n)
形状ストレート型ストレート型
サイズ139 × 71 × 9.2mm129.6 × 66 × 9.8 mm
質量145 g121 g
連続通話時間約820分(音声電話時・3G)
約760分(音声電話時・GSM)
連続待受時間約530時間(静止時・3G)
約460時間(静止時・LTE)
約430時間(静止時・GSM)
充電時間約150分(急速充電対応)非公開
バッテリー2900mAh2370mAh
内部メモリRAM:2GB
ROM:32GB
RAM:1GB
ROM:8GB
外部メモリmicroSD   (2GBまで・ドコモ発表)
microSDHC (32GBまで・ドコモ発表)
microSDXC (256GBまで・ドコモ発表)
microSD
(最大32GB)
日本語入力LG日本語キーボード(iWnnベース)
FeliCaFeliCa/NFC(決済対応)
赤外線通信機能あり(リモコン操作のみ)あり(リモコン操作のみ)
テザリングWi-Fi(最大8台)
USB(最大1台)
Bluetooth(最大4台)
Wi-Fi
Bluetooth
Bluetooth4.04.0
放送受信機能ワンセグ
外部接続microUSB (ホスト・SlimPort共用)
Miracast
3.5φイヤホンマイク端子
備考実使用時間:73.1時間ノックコード/プラグ&ポップ/ゲストモード/クリップトレイ/クイックウインドウ
メインディスプレイ
方式TFT
IPS方式
TFT
IPS方式
解像度FHD (1920×1080ドット)qHD (960×540ドット)
サイズ5.2インチ4.7インチ
表示色数約1677万色約1677万色
サブディスプレイ
なしなし
メインカメラ
画素数・方式1320万画素CMOS800万画素
機能フルハイビジョン動画撮影、光学手ブレ補正、マルチポイントAF、デュアル録画/デュアル撮影
サブカメラ
画素数・方式240万画素CMOS130万画素
カラーバリエーション
Lunar WhiteLunar White
Indigo BlackIndigo Black

格安simで使うからには、simフリー機か、docomo用端末でなければなりませんが(mineoを除く)、simフリー機では比較になりませんので、docomoから出ていたLG G2 L-01Fを比較対象としました。LG G2 miniは何度か取り上げているsimフリー機のフラッグシップ機みたいなものですね。

LGというのは、韓国のLGエレクトロニクス社で、G2はそこのフラッグシップ機だったわけです。LG G2 miniはその廉価版というか、普及版というか、汎用版というか、量産型というか、決してモブではありませんが、庶民向けに作られたミドルレンジモデルです。ミドルレンジというのは、いわば高級版まで行かない中堅版ということです。docomoから出ているLG G2 L-01Fはいわゆるハイエンドモデルなので、それと比較すれば性能面で劣るのは当然と言えるでしょう。ただ、このG2 L-01Fは、すでに生産を終了しています。

ムスビー 2014-08-26 17-38-30生産を終了しているということは、販売も無くなりますから、その分市場の弾数が少なくなりますから、相場的には高くなります。

この先の値段が上がるかどうかはわかりませんが、白ロムだと今はこれくらいの値段で買えるということです。LG G2 miniが大体35,000円前後であることを考えると、G2 L-01Fの方が5,000円かそれ以上安いですね。

ただし、LG G2 miniはAndroidが最新の4.4(KitKat)ですが、LG G2 L-01FはAndroid 4.2.2(Jelly Bean)で、docomoではバージョンアップする予定がないようです。

これを見てどう捉えるか、どう感じるかは読者の皆さん次第だろうと思います。docomo用端末を買って格安simを挿せば、普通に使えるのは間違いないんですが、何度も言っているようにdocomoのサービスは使えません。以前は格安simでもしゃべってコンシェルが使えたりしましたが、最近はバージョンアップして、それも使えなくなってます。docomoとの契約ではないので当然ですが、ただ、使えないなら無効に出来るだけではなくて、アンインストール出来るようにしてもらわないと、無駄にメモリを消費して邪魔にしかなりません。このことはかなりストレスになりますから、購入を考えている方は覚えておかれると良いでしょう。

それとLG G2 L-01Fに関しては、昨年の10月発売の製品であるにもかかわらず、すでに生産が終了していると言うのは、かなりのマイナス材料になるんじゃないかと思います。同時期に発売された国内メーカーの端末は、まだdocomoのサイトで現役機として取扱いがあります。

<平成26年9月26日 追記>

挿入した画像に間違いがあったため、画像と内容を変更しました。

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