ZenPad S8.0専用スタイラスペン 「Z Stylus」の使い方(実践編その3)

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「Z Stylus」の小粋な大技 Screenshotとインスタントページ

さて、「Z Stylus」の実践も今日で最終回です。ASUSのプリインストールアプリは結構数も多いので、それを嫌う人もいます。しかし、わりと使えるアプリも多いので、使い方を極めればかなり有益なものとなるでしょう。

今回実践しているスタイラスペンも、そういったASUS製のプリインストールアプリとの連携が大きいので、これを使いこなそうとすれば、ASUSアプリに慣れる必要があります。ただ、説明やFAQが英語しかないものが多いのが難点ですね。その辺はASUSさんになんとかしてもらいたいところです。

さて、今回はスクリーン・ショットとインスタントページについてです。それでは説明して参りましょう。なお、今回の写真はディスプレイの写り込みが激しいので、タブレットをだいぶ寝かせた状態で撮影しています。見づらいかと思いますが、どうかご容赦ください。

瞬時にページが切り取れるスクリーン・ショット

パソコンにもキャプチャツールがありますが、その設定は結構面倒なものが多いと思います。ブラウザの場合には、FirefoxやChromeのアドオンにキャプチャツールがありますが、一旦画面を全部取り込んでからトリミングするタイプが多いので、一枚のキャプチャ画像を取得するのに結構時間がかかります。他のプログラムやアプリケーションソフトのものをキャプチャする場合には、私はよくWinshotを利用していますが、これも大抵の場合はあとからPhotoshopなどでのトリミング作業が必要になります。

それに比べて、今回「Z Stylus」を利用したスクリーンキャプチャはほんの一瞬で済んでしまいます。方法は、ファンションボタンの1を押しながら、キャプチャしたい場所を選択するだけです。その選択方法は二つあって、ひとつは対象となる画像なり、文章なりを対角線上に囲う方法。これはある点からある点まで斜めに引っ張るように線を引きます。するとそれが四角の頂点になりますので、囲まれた範囲内が選択されて即座にキャプチャされます。

Z Stylusスクリーン・ショット

もう一つの方法は、同じくファンクションボタンの1を押しながら、対象物を好きな形、例えば円形に囲う方法。直線的に線を引いてしまうと先ほどの対角線上の範囲を選択してしまうので、出来るだけ円形で曲線に近いほうが良いでしょう。

Z Stylusスクリーン・ショット

線を引き終わったら、そのまま画面からペンを持ち上げればシャッター音が鳴り、選択範囲がすぐにキャプチャされます。上の写真は線が見えやすいように黒背景にしていますが、実際にキャプチャするのはブラウザの画面だったり、自分で撮った写真だったりすることでしょう。

Z Stylusスクリーン・ショットキャプチャされた画像はそのまま放っておいても自動で保存されますが、キャプチャするのと同時に連携するアプリが3秒間くらい下の方に出現しますので、修正や加工をする場合には素早く選択します。

Z Stylusスクリーン・ショット

これはもしかすると時間の設定を変更できるのかもしれませんが、選択用のアプリアイコンが出ている時間は本当にわずかですから、その間にアプリで開くのか、そのまま保存するのかを決めないとなりません。アプリを選択するときに、アイコンをスライドさせている間は消滅するまでの時間が中断するようですが、それも停止させてしまうとやはり3秒くらいでアプリアイコンは消えてしまいます。その時はアプリとの連携に失敗したことになり、画像も保存されずにそのまま消えてしまいます。なまじ消してしまうのなら、一旦そのままオリジナル画像として保存した方が良さそうですが、その辺も何かコツがあるのかもしれません。また何かわかりましたら、その時はあらためてご報告します。

試しに上の画像から、前回レビューしたSuperNoteを選択してみます。

Z Stylusスクリーン・ショット先ほどの画像をSuperNoteに取り込んだところです。SuperNoteを選択するだけで、ページに貼り付けられた状態で表示されます。これに説明文を書き込むなり、絵を描くなり、色付けするなりと自由にデザインが出来るわけです。もちろん、SuperNoteは手書きだけではなくてテキスト入力も出来ますので、仕事で写真付きのプレゼン用資料を作成するときなどは、本当に重宝するだろうと思います。

Z StylusScreenshot

あとは、子供のアルバムを作るときとか、グリーティングカード、PTAの懇談会の資料作りなど、使う人次第でその用途が際限無く広がることでしょう。場合によっては、パソコンに取り込むよりも効率的にページを作成出来るかもしれません。

すべてのフィールドが僕たちの遊び場だ インスタントページ

これは、いつでもディスプレイ上にメモを書ける機能です。もちろん、メモだけではなくてWebページに注釈をつけたり、写真にセリフを書き込んだりお絵描きしたりと好きな様に出来ますが、画面の上にもう一枚硝子板もしくは透明なシートを置いて書いている感じですね。ペイントソフトやフォトレタッチソフトを使用している人ならすぐにわかると思いますが、レイヤを一枚貼り付けた感覚です。

呼び出すのは、例のホバリングからのクイック起動パネルです。

InstantNote_20150907

これも文字や絵を描くのは、SuperNoteと要領は一緒です。

InstantNote_20150906_180106

ペンツールの種類や出し方はSuperNoteと同じなので、迷うことはありません。

Screenshot_2015-09-06-14-06-15

しかし、こうしてキャプチャ画像を載せてみても、後から加工したものと区別があまりつきませんね。もっともそれは、後から時間をかけて加工するのと大差のない作品を瞬時に仕上げることが出来るとも言えるわけです。この時点で十分に実用的と言えるのではないでしょうか。

さて、数回に渡ってレビューしてきた「Z Stylus」特集。今回でひとまず終了です。前回、ZenPad S8.0に関しても一区切りと申し上げましたが、まだまだ使いこなしているとは言えません。やはり暫く使ってみないとわからない部分も多いですし、本当の良さもわからないでしょう。いずれにしろ、今後もこのZenPad S8.0に関しては時々記事にすると思います。

つい先日、ZenPad S8.0が発売になりましたが、たちまち売り切れているようですから、やはり人気がありますね。

それではまた。

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