docomoから低料金プランが発表されて早三ヶ月。これからMVNOを巻き込んだ低料金プランの戦いは佳境を迎えつつあります。
docomoのAhamo発表によって通信業界には激震が走りましたが、元々この低料金価格帯に先鞭をつけたのは、新規参入して間もない第4のキャリア楽天モバイルです。当時「Rakuten UN-LIMIT V」プランの、「どれだけ使っても月額2,980円、さらに1年無料」の発表には相当なインパクトがありました。
そのプランがさらに進化を遂げて1月末に発表されたのが、「Rakuten UN‐LIMIT VI(ラクテン アンリミット シックス)」です。今回はその「Rakuten UN‐LIMIT VI」のご紹介とともに、MVNOからキャリアに生まれ変わった楽天モバイルの特徴、それとキャンペーン期間が残りわずかとなった「Rakuten UN‐LIMITプラン料金1年無料キャンペーン」についてのご案内です。
楽天モバイルの特徴
圧倒的な低価格 Rakuten UN‐LIMIT VI
米倉涼子さんのCMでもお馴染みの、「Rakuten UN‐LIMIT」ですが、0円、タダ、無料という言葉が踊っていて実態がよくわからないという方もいらっしゃると思います。そこで、まずはその中身についてご説明します。すでに「Rakuten UN-LIMIT V」を契約されている方もいると思いますが、「Rakuten UN‐LIMIT VI」はそれを進化させたもので、誰にでも快適な、よりお得なプランになっています。これから申し込まれる方も、すでに「Rakuten UN‐LIMIT V」に契約されている方も、4月1日からは、「Rakuten UN‐LIMIT VI」に自動でアップグレードされます。※1年無料は回線開通時からです。
「Rakuten UN-LIMIT V」と「Rakuten UN‐LIMIT VI」の違い
従来のプラン、「Rakuten UN-LIMIT V」は、どんなに使っても月々2,980円(税別)の単一料金でした。さらにその料金の中に5G利用料も含まれるという、とてもシンプルでわかりやすいプランでしたね。
ただ、これですと使えば使うほどお得になる反面、月々のデータ使用量が少ない人、あるいは少なかった月は、逆に割高になってしまいます。そこで進化した「Rakuten UN‐LIMIT VI」では、料金体系は段階制のワンプラン。これもまたとてもわかり易いものになっています。
上の図をご覧になるとわかると思いますが、1GBまでしか使わない月はなんと0円。まったく使わない場合ではなくて、1GBまで0円というのが凄いですね。これは例えば普段の通信はWi-Fiを利用していて、データ通信はほとんど使わないという人なら無料で使えるということです。最近はコロナ禍で外出が減っているとは言え、外出する時にスマホの電源が入っていれば裏で通信するものもありますから、普通はデータ通信量がまったくゼロというわけにはいきません。ただ、ゼロというわけにはいかないんですが、逆に何GBも使うことはないよという微妙なデータ通信量の方はそれなりにいるかと思います。そういう場合、普通なら料金が切り上げられるところを、逆に切り捨てられて無料になるのですから、これはユーザーにとってありがたいお話です。そもそも使わなければ基本料もかからないという携帯電話サービスは、かつてはSo-netに「0SIM」というものもありましたが、現在は他に無いんじゃないでしょうか。
他社サブブランドとMVNOとの料金比較
さらにその上の段階の料金体系も安くなっています。MVNOの主戦場と言われた3GBまでの料金が980円と、他社のサブブランドや一般的なMVNOの平均価格よりも安くなっています。他社のサブブランド、MVNOと比較してみましょう。
サブブランドとの比較
MVNOとの比較
今のところ、プラン料金だけ見るとIIJmioのギガプランがだいぶお安くなっていますが、かけ放題やキャンペーンなどを考慮に入れると、楽天モバイルの安さを改めて認識させられます。これから他のMVNOからもさらなる低料金プランが発表されることはあると思いますが、現状3GBで980円というのはかなりお安い設定なのは間違いありません。
さらにその上の段階の20GBまでは、今回キャリアの低料金プランと比較しても500円以上安くなっています。料金を他のキャリアと比較してみましょう。
こちらもキャリア各社のつばぜり合いが激しいですが、各社概ね2,000円台半ば、5分間のかけ放題を含めると2,000円台後半の料金設定になっています。それが楽天モバイルだとかけ放題込みで1,980円ですから、まさに圧倒的な安さです。さらに20GB超過後の速度低下もありません(※)。かけ放題に関しては5分間の制限もありませんから、通話料金に関しても他社を圧倒しています。
※データ無制限は楽天回線エリアのみで、パートナー回線エリア(国内)では5GB超過後は最大1Mbpsです。また、公平なサービス提供のために、通信速度が制限されることがあります。
Rakutenモバイルのさらなる安さ
楽天モバイルが安いのはデータ通信料金だけではありません。その他にも以下のような特徴があります。
- プラン料金1年無料※お一人様1回線のみ 製品代・オプション料・通話料等は別費用。
- 5G通信(一部エリアのみ 順次拡大予定)※2プラン料金に含む 利用には対応端末が必要です。
- アプリ利用で国内通話料
- 契約事務手数料
- SIM交換手数料
- SIM再発行手数料
- MNP転出手数料
- 契約解除料
上記のものがすべて0円!
正直、これでどうやって利益を出すのか不思議で仕方ありませんが、もちろん勝算があってのことなのでしょう。
楽天モバイルの特徴はこの他にもありますが、それはまた別の機会にさせていただくとして、今回は取り急ぎ残り期間が少なくなってきたキャンペーンのお話に移りましょう。
楽天モバイルで現在実施中のキャンペーン
本日のタイトルにもなっています、Rakuten UN-LIMIT プラン料金1年無料キャンペーンがあと少しで終了してしまいますので、それを含めたキャンペーンのご紹介を致します。
Rakuten UN-LIMIT プラン料金1年無料
2020年4月より実施している「Rakuten UN-LIMIT プラン料金1年無料キャンペーン」ですが、まもなく申し込み累計が300万名を突破する見込みのため、来月の4月7日(水)23:59で受付が終了となります。
このキャンペーンの1年間無料については冒頭でも触れましたが、回線の開通日から1年間無料となっています。キャンペーン初期に申し込まれた方はまもなくキャンペーン期間が満了になり、4月1日からは「Rakuten UN‐LIMIT VI」プランに自動移行されます。
これから申し込まれる方は、これから1年間は最大通信料金2,980円が1年間無料になることになります。実質的な差はあまり無いようにも思えますが、これから契約される方はキャンペーン初期の頃に比べて基地局がだいぶ増えています。基地局が増えたということは、その分だけ楽天回線エリアが広がったことになります。上の方の注意書きにもありますように、パートナー回線エリアでは5GBを超えると通信スピードが落ちますので、楽天エリアが広がったということは、それだけ快適に利用できる場所が増えたというメリットがあります。
Rakuten UN-LIMIT Vお申し込みキャンペーン 最大25,000円相当分をポイント還元
こちらはSIMだけの契約でも5,000ポイント、契約と同時にスマホ本体も購入すると最大で20,000ポイント(合計で25,000ポイント)が還元されるキャンペーンです。うまく利用するとスマートフォンを実質0円で手に入れることが出来ます。また、SIMの契約だけでも5,000ポイント受け取れるので、対応機種をお持ちの方はそれだけでお得になります。
ただし、古い機種だと楽天回線に対応していないものが結構ありますので、よくご確認されることをおすすめします(動作確認済み端末一覧)。
こちらは終了期間未定の常時開催のキャンペーンなのですが、当然上の1年無料キャンペーン期間中に利用すれば、スマートフォン実質無料+プラン料金1年無料になります。なお、このキャンペーンは、「Rakuten Link」の利用が条件となっています。
Rakuten Hand 実質 0 円キャンペーン
Rakuten Handは今大変人気があるミドルクラスのスマートフォンですが、契約と同時にこの楽天ハンドを申し込むと、スマホ代金が実質0円になるキャンペーンです。なお、このキャンペーンも「Rakuten Link」の利用が条件となっています。ただ、非常に人気なために現在入荷待ちになっていますが、次回の入荷予定もあります。こちらを狙っている方は、次回入荷後にまた在庫切れにならないうちにお買い求めになることをおすすめします。
Rakuten 光1年無料
スマホとひかり回線を同時に申し込むとどちらも月額基本料が無料になり、期間中のエントリーと申し込みで1,100ポイント貰えるキャンペーンです。
楽天ひかり 3月スーパーSALE特設キャンペーン対象期間
2021年3月4日(木)20:00〜2021年3月15日(月)9:59
※楽天ポイントをもらうには、3/15 9:59までのエントリーと申し込みが必要です。
その他のキャンペーン
楽天モバイルでは、この他にも色々なキャンペーンが実施中です。
ご興味のある方はこちらのページからご確認ください↓
今回、楽天モバイルの目玉である「Rakuten UN‐LIMITプラン料金1年無料キャンペーン」の終了期限が近づいていることから、だいぶ駆け足で見てきました。ただ、楽天モバイルにはまだ紹介しきれていない特徴などもありますので、また次回以降に見ていきたいと思います。
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