格安simの利用方法のページで、スマホを入手する前によく調べましょうと申しあげました。
スマホはいわば小さいパソコンですから、その性能やレスポンスに大きな差があります。iPhoneなどは液晶画面の反応も良いですから、あまりストレスを感じることはないかもしれません。一方、Android端末の中には反応が非常に悪いものがあったりもします。他にも不具合や欠陥を抱えた製品もたまに報告されますから、そういった製品情報はチェックするようにしましょう。一番有用なのは、利用者の口コミです。多少下駄をはかせたり、必要以上に悪く評価される場合もありますが、利用者の声は概ね信用できるものが多いように思います。あくまで個人の感想なので、その人のスキルによっても捉え方が変わるでしょうし、悪評は誇張して書かれるかもしれません。その辺も勘案して購入の参考にしましょう。
クチコミ評価でおすすめなのが、価格.comのような比較サイト。あとは2ちゃんねるの機種別スレッドなどでしょうか。あとはAmazonなどでも販売しているものについては評価があったりします。そうやって評価や相場価格などを見ていけば、自ずと欲しいものは絞られてくると思います。
ドコモショップや電気あるいはカメラの量販店で、できるだけ実機に触るようにしましょう。場合によってはモック(モックアップ)と言われる模型しか置いてない場合がありますが、それでも見た目や大きさはわかると思います。ただ、初めての場合は、どれが使いやすいかなどはなかなかわかりづらいと思います。実際に使ってみて、初めてその機種が使いやすかどうかが分かる場合も多いですから、実機を手にとってもわかるのは自分の好みくらいかもしれません。それでもスマホはファッションの一部でもあるでしょうから、その点も大事ではないでしょうか。
お目当てのスマホが決まったら、いよいよ購入段階です。そして、これからは、スマホ=白ロムとしてのお話です。
白ロムとは
2G(第2世代移動通信システム)の時代には、携帯端末に電話番号などの情報が書き込まれていない携帯電話のことを言っていました。それが本来の白ロムの定義なのですが、今は2Gの電話機そのものが殆どありません。電話番号などの情報はsimカードに書き込まれていますので、これがまだ入っていない状態のもの、もしくは解約などによって、そのsimカードが抜かれたものを指します。
それではいよいよ白ロムの購入方法です。
1.中古携帯ショップで直接買う。
秋葉原のように中古の携帯電話を扱っているお店が近くにあれば、直接お店で買うのも良いでしょう。ただ、近くに無い場合は、ネットが一番手っ取り早いと思います。最初の注意点としては、MVNOはdocomoの通信網を利用しているものが殆どですから(mineo、KVEを除く)、中古携帯を買う場合もdocomo機種を選ぶこと。そのうちシムロック解除が義務付けられるかもしれませんが、他キャリアの製品で実際に使い物になるのが出てくるのは、当分先のことでしょう。
2.ネットオークションを利用する。
ネットで購入するとしたら、一番に思い浮かぶのがヤフオクなどのオークションサイト。使い慣れている人なら、それほど抵抗もないでしょう。なぜ真っ先にオークションサイトが思い浮かぶのかと言うと、市場に出回っている白ロムは、simフリー機以外は基本中古品だからです。たとえ未使用品となっていても、店が入荷する時、あるいは個人が購入する時点で、開封して動作確認や開通テストをしているはずですから、形態は新古品になります。中古品に強いのは、オークションサイトという発想です。
うまくいけば、人気商品も安く手に入るかもしれません。個人だけでなく、一般の中古携帯販売会社も出品していることがありますから、お買い得品が眠っている可能性もあります。但し、個人(たとえ相手が法人の場合であっても)間の取引きですので、詐欺や思わぬ不利益に合わないとも限りません。相手を見極める鑑識眼も必要かもしれませんね。
同様に、Amazonや楽天市場などでも、実績のある中古販売ショップが出品していることがありますので、チェックしてみましょう。その際は、お店の評価なども忘れずに確認しておきましょう。
3.ネット通販を利用する。
次に思い浮かぶのが、白ロム携帯屋さんから直接購入する方法。『白ロム』で検索すれば、いくつものお店がヒットするでしょう。ただ、有名な白ロム屋さんというは、あまり聞いたことがないと思います。上記のAmazonや楽天市場でも、商品提供している多くは白ロム屋さんですから、商品がかぶっていることもあります。白ロム屋というのは便宜上の言い方で、本来は古物商です。その筋に興味の無い人は、有名な古物商などは知りもしないでしょうし、白ロムは一般的な古物とはちょっと違う気もします。特に中古携帯ショップは、郊外よりも都心に近いところの方が多いと思いますので、地方にお住まいの方はインターネットでの取引が中心になると思います。難点は、相手の顔が見えないために、トラブルがあった時の対処法ですね。
4.仲介サイトを利用する。
そこで、お店との万が一のトラブルを避けるために、ムスビーなどの仲介サイトを使うのも良いでしょう。仲介と言っても、何かあったときに中に入ってトラブルを解決してくれるわけではありません。商品の確認が済むまで、購入代金として振り込んだお金を保管してくれる、謂わば供託手続に似たようなことをしてくれる会社です。
5.最後は、中古品ではなくてシムフリー機の新品を購入する方法です。
最近では、格安スマホと呼ばれる、simフリー端末と格安simをセット販売しているケースが増えてきました。ブログの方にそれぞれの特徴など解説を載せていますので、こちらを読んでみてください。主に中国や韓国の廉価版スマホと格安simを組 み合わせたものですが、MVNO初心者の方にとっては、これが一番難易度と危険性の低い購入方法だと思います。何よりも新品が手に入るというのは大きいと 思います。
これも先ほど同様、Amazonや家電量販店などからも購入出来ます。但し、注意点としてはシムフリー機は海外向けのものも多いので、必ずしも格安simを入れて望み通りの動作をするとは限らないことです。ドコモ携帯の中古品は、どれでも使えて当然なんですが、シムフリー機の場合はLTEでも多少規格が違っていたりすることもあるようなので、MVNOの各サイトで動作確認端末をチェックすることをお勧めします。なお、auの通信網を使っているmineoからは、下記のような注意がアナウンスされています。
mineoからのお知らせ
【重要】 iPhone 6での利用不可のお知らせ 2014/09/19掲載
また、現状では、技適マーク(技術基準適合証明と技術基準適合認定)の無いスマートフォンを国内で使用することは制限されています。
与えられた選択肢だけでは物足りないという方は、格安simとsimフリー端末を自分で選んで組み合わせる方法もあります。
他にも購入方法、購入経路があるかもしれません。お気に入りの一台を見つけるためのお店探しも、また楽しいかもしれませんね。
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