3月になりましたね。段々と日も延びて来て就職活動も解禁になり、学校の入学試験は今が真っ盛りでしょうか。来たるべきサクラサク季節に向けて、今が頑張りどころですね。ということで、タイトルも最初だけ勇ましくいってみました。
思い起こせば四ヶ月前、我が家で華々しくデビューを飾った激安3,000円タブレットですが、私がトイレで手を滑らせたばかりに、購入後わずか半月で逝ってしまいました。と言っても、画面に何も映らなくなっただけで、スイッチを押すと微かに「ピッ」という音がしますから、逝ったと言うのは正確ではありません。おそらく修理にだせば、また元気に活躍して、私にバラ色の充実した私生活を提供してくれるに違いありません。
し、しかし。。。だがしかし、おそらく修理に出せば3,000円以上かかるのは間違いなく、ネタとして修理に出してもいいかなと思ったけれども、多分嫌がられるだろうなという思いもあり、ここはひとつ自分の手で葬ってやろう、じゃなかった、自分の手で蘇らせてやろうと、ダイソーで精密ドライバーを買ってきました。
とは言え、仮に筐体の蓋を開けても、全く歯がたたないのは目に見えています。仕方がないので、その中身の精密さを記録に残しておくことで供養にしようと考え、特にそれ以外の道具は揃えませんでした。おそらくはんだごてでも並べておけば、「わぁ、お父さんかっこいい」と思われるかもしれませんが、そう言ったスキルの全くない私には所詮お飾りに過ぎません。ただそのためだけに道具を揃える愚は敢えて犯さず、綺麗なまま旅立って欲しいと願っていた次第です。
それでは、在りし日の我が恵安タブレットの勇姿を御覧ください。
見てください、この美しいフォルム。高級洋菓子の箱かと見まごうばかりの決して安っぽくはない化粧箱。お花畑によく映える絶妙の逸品です。今まで地球上に存在した中で、これほどの機能美と完成された形状を持つタブレットはそうそうないでしょう。さて、賛美はこの程度で良いでしょうか。
おそらくタブレットの中身がどうなっているのか、興味のある人は多いことでしょう。まるで自分の裸を見られるかのような恥ずかしさはありますが、ここは敢えて皆様のために、ひと肌脱いで差し上げましょう。
と、その前に。
実は蓋を開けるのもそう簡単ではありませんでしたので、どうやって外したかを図解入り解説して参りましょう。
底面の両サイドにプラスのネジが付いているのがわかるでしょうか。これが裏蓋を留めている唯一のネジですが、これを精密ドライバーで外します。なぜ、今まで放っておいたかというと、この精密ドライバーを私は持っていなかったからです。正直申し上げて、この先使うこともあまりないのではないかと思います。ですので、この小ねじ2本を外すためだけに、この精密ドライバーを買いに行ったと言っても過言ではありません。このネタのためだけに、わざわざ精密ドライバーを買いに走ったのです(しつこいな)。ブログを更新する私の情熱と苦労が如何ばかりかお分かりいただけると思います。
さて、このネジを外しただけでは物語は終わりません。これから裏蓋との格闘が始まります。一体ドライバーをどこにどのようにねじ込んで外すのか。それをご説明するのが次の写真です。
これは一度外したあとに説明の為に撮った写真ですが、タブレットを縦に持った時の底の部分から、少しずつドライバーのようなもので持ち上げていきます。その時に電源ボタンとボリュームボタンは外れて落ちてしまいます。この蓋を外す作業が意外と難しい。たかだか蓋を外すのに20分くらいは格闘していたのではないかと思います。配線の状態などがわからなかったために、中の部品を傷つけないよう、おっかなびっくりでやっていたからです。そうして苦労の甲斐あってようやく姿を現したのが、次のような中身です。
せっかくですので、これは特別に大きな写真でお見せしましょう。
3,000円だと思って侮っていましたが、これがわりとしっかりした作りなんですね。もっともバッテリーはその気になればもっと大きいのを積めそうですが、よく見ると2,500mAhになってます。外箱には2,100mAhと書いてありましたから、実はサービスされてたんですね。剥がれかかった青色のテープが哀愁を誘います。きっと以前にカタカタ鳴ってたのは、このバッテリーが中で動いてたんだなとなんとなく納得です。
さて、蓋を開けてみたのはいいものの、私に出来ることは何もありません。何か線でも外れてたら、喜んではんだごてとはんだを買いに走ったかも知れませんが、こうして見た限りでは私には何が悪いのかさっぱり見当もつきません。全くのお手上げ状態です。仕方がないので、色々写真を撮りましたので、興味のある方は御覧ください。
この中で一番上の写真の下の方に、プラスのネジが3つ並んでいるのがわかると思いますが、おそらくこれを外して周りの枠組みからも外すと、この基板も取れるのでしょう。ただ、そこまでしても何も出来ないのは同じなので、ここで気持ちが折れました。いずれまた気が向いたら外すこともあるかもしれませんが、その前に燃えないごみに行っている可能性も否定出来ません。もし、この写真を見て、ここを修理すれば直るというのがわかった方がいらっしゃいましたら、ご一報いただけると幸いです。
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