繋がらないテザリング

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K0000743066_0001前回の続きになりますが、初めてお読みになる方のために概要を。

今まではシムフリータブレットだったために特にネット環境も必要なかったわけですが、今回衝動的にモバイルノートを買ってしまいました。何がしたかったわけでもなく、あれば便利だろうという理由です。最近はすっかりASUSがお気に入りで、価格ドットコムでも人気が高く、値段は安いASUS EeeBook X205TAです。外観はプラスチッキーで高級感は微塵もありませんが、お手軽に持ち運べる軽量感が魅力です。更に良い点はバッテリー消費が少ない分、家から持ちだしても1日心配する必要もないことです。おそらくこの先も旅行以外で充電プラグを携行することはないでしょう。

電池の心配がいらないと電源がないところでも自由に使えるわけですが、ネット環境がなければワープロと大差ないので、今回どうしようか考えました。Wi-Fi設備のあるところなら、おそらくワイヤレスゲートあたりのSIMを持っていれば月々の料金も安いし事足りそうです。ですが、そもそもこのパソコンにはSIMスロットがありませんから、ネットに繋げるためにはルーターかテザリングの必要があります。

私はIIJmioのデータ通信専用ミニマムスタートプランしか契約していないので、スマホに入れればタブレットはWi-Fi専用機になり、逆にタブレットに入れればスマホを使うときにも絶えず携帯しなければならなくなります。そうなれば少し大きめの鞄も必要になってしまいます。スマホとタブレットでは持ち運びも使い勝手も全く違ってくるので今回それで大いに悩みました。

まず、タブレットでテザリングをする場合には以前にも記事に書きましたが、これはテザリング機能をオンにすれば特に何も考える必要がありません。Wi-FiでもBluetoothでも、あるいは有線のUSBでも好きなものを選択出来ます。

問題はスマホの場合で、これがタブレット同様SIMフリーであったら何も迷うことはなかったでしょう。携帯するにもモバイルルーターと比べて、大きさ的には一回り大きくなっても、それほど負担にはならない。そもそも今でもいつも持ち歩いているのですから、負担が増えることもありません。ところが私が所持しているSH-06Eはもともとがドコモ機であるため、テザリング機能をオンにするとAPN(アクセスポイント)が変わってしまい、IIJmioとの通信が切断されてしまいます。その結果、MVNOのSIMではテザリングが出来ないという結論になっています。それがdocomo端末をMVNOで利用する時のひとつのデメリットにもなっています。Bluetooth接続にいたっては、テザリングメニューに選択する項目すらありません。

APNの変更を回避するためにはrootをとって設定を変えるしかないんですが、調べてみたところ今SH-06Eは最新のビルド番号が01.00.10になっていて、これに更新してしまっている場合には、root化ツールが使えなくなり、事実上root化は不可能ということらしいです。私の場合は自動更新を止めていたので、まだビルド番号が01.00.09のままです。ですので、この際だからrootをとってみようかとも思ったのですが、テザリング目的だとその先にもう一段階必要で、root化したあとに再起動すると2回起動を繰り返すとかなんとか書いてあるので、その説明を読んでいるうちに段々面倒くさく思えて来てしまいました。まだ買い換えないといけない時期ではありませんが、逆に買い替えてもいいかなと思う時期でもあり、実際に新しいのを買うことになったらやってみるかもしれません。

さて、ルート化を断念した以上、非rootの状態でテザリングしなければなりません。以前の記事で、SH-06EでWi-Fiテザリングは不可能だから、この機種でテザリングをするにはBluetoothしかないと書きました。正確にはUSBテザリングもあるわけですが、設定画面にBluetoothテザリングはありませんからアプリを利用する他ありません。その記事を書いた時には、あるアプリを使えば通信ができるという話を見聞きしていましたので、特に自分で検証することもなく放っておきました。何しろSIMフリータブレットをテザリングで使うのはもったいないし、もう一つの本音は、その時SIMをタブレットの方に入れていたので、わざわざスマホに入れ替えて検証するのが面倒だったというのがあるんですよね。その後暫くしてからSIMをスマホに戻したので、その時に確認しておけば良かったのかもしれません。

ただ、自分で検証してないことを他人の言の受け売りで書いたツケが今回廻ってきてしまいました。スマホにテザリング用アプリを入れて、いざテザリングをしようと思っても全く繋がらないのです。アプリを入れれば問題なく繋がるとばかり思っていたので、これはかなりの誤算でした。先程も書いたように、タブレットを親機にすればなんの雑作もなく繋がるはずなんですが、そうするにはまたSIMをスマホからタブレットに入れ替えなければなりません。さらにはPCと一緒に携帯しないとなりませんから、先ほども書いたように余計な大荷物がひとつ増えてしまいます。

もう一つの問題は、かつてBluetoothならテザリングが出来るというようなことを書いておきながら、いざ自分がやってみたらダメでしたというのは、こういうブログを書いている以上どうにもかっこ悪い。もちろん間違ったことを書いてしまうことや、知識が足りなくて最善の方法をお伝え出来ないことも多々あるだろうと思います。ただ、その中でも「出来る」と断言したことが出来なかったというのは、いささか問題があるだろうと思っているわけです。

価格ドットコムなどの口コミを見ているといとも簡単につながっている人がいる反面、Google Playの評価などでは繋がる人もいれば全くダメな人もいる。こうなると何が何でも実証したくなるのが天邪鬼の私なので、とにかくどうにかして繋げることを考えました。

次回へ続きます。

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