格安SIMを選ぶ時の注意点

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前回の記事を書いていてふと気づいたんですが、SIMだけを購入してスマホは別に用意する場合、基本的なことですが注意しないといけないことがあります。今年は一部ではSIMフリー元年と言われているようですが、それもあってか色んな所から今さら聞けない格安SIM、格安スマホ的な記事がだいぶ出ています。

今さら格安スマホには変えられないという人も結構いるんじゃないかと思いますが、今までのキャリアを捨てて格安スマホに移行しようとする人は、それなりの事情もあるんじゃないかと思います。キャリアを捨ててとか言うと、なんだかものすごく仕事が出来る人のように聞こえますね。キャビアを捨ててだと贅沢な暮らしをしてそうだし、いずれにしろ私とは縁遠い暮らしぶりの人のような気がします。

くだらない無駄話はともかく、端末とSIMをセットで購入する、いわゆる『格安スマホ』にしない場合は、スマホはすでに手元にあるか、新たに用意するかだろうと思います。その際の注意点を、忘れないうちに書き留めておこうと思ったのが今日の内容です。もう何年も前に似たような記事を書いているとは思いますが、多少ポイントが抜けていることもあるかと思います。本来はサイトタイトルからして、今さら聞けない話をしていくのはこのブログの使命でもあるかと思い、改めて書いています。

スマホとSIMが合致すれば問題のない話なんですが、逆に合致しないと色々と面倒なスマホとSIMの相性ですので、以下のことだけは注意するようにしてください。

1.回線はドコモかauか

現状、国内で格安SIMが利用できる回線は、ドコモかauに限られます。SoftBankは先日、MVNOの取り組みについて発表しましたが、まだ具体的な内容に関してはわかりません。系列のY!mobileは格安スマホに似てはいますが、形態はむしろキャリアですね。ですので、実質ドコモ回線かau回線かで契約する格安SIM会社(MVNO)が変わってきます。2年縛りの解けたauのスマホをドコモ回線のMVNOで使おうと思っても使えませんから、そこは注意が必要です。何も気にせずに使えるようになるのはシムロック解除が義務付けられた端末が流通しだす、2年後くらいからということですね。これがまず1点。

2.LTEか3Gか

次に、ドコモ系のMVNOでも、LTEにしか対応していないMVNOがあるので、使おうと思っているスマホがLTE機なのか3G機なのか、よく確かめておく必要があります。どちらも対応してるMVNOなら問題ありませんが、LTE機しか使えないMVNOと契約しても3G機は使えません。これが2点目。

3.SIMの大きさはどれか

さらに、SIMには標準、micro、nanoと大きさの異なる3種類がありますので、使おうと思っているスマホのSIMがどのサイズなのかを注意する必要があります。これが3点目。

とりあえずは上記の3点が合致していれば、普通にデータ通信が使えるようになるはずです。もっとも、設定画面からのAPN設定とかGoogleアカウント取得というハードルも待ってはいますが、ネットにさえ繋がればあとは時間の問題ですから、とにかく使えるSIMを選択するのが第一の課題です。音声通話がしたい場合には、音声通話対応のシムにするというのは、もちろん大前提ですね。

ただ、これだけでも初めての場合には結構混乱しそうですね。すでにスマホが手元にあれば良いですが、そうでない場合は、機種を先に決めるのか、あるいはSIMを先に決めるのかでも迷いそうです。分割払いに応じてくれる格安スマホもありますから、取り扱いのあるMVNOであれば、あえて個別に購入せずに格安スマホとして購入したほうが良い場合もあるでしょう。

補足

上記の3点について若干補足を致しますと、まず1点目のドコモ系なのかau系なのかという問題。使っている周波数に違いがあるので、SIMのみならず端末(特にシムフリースマホとiPhone)も対応しているかどうかという問題があります。iPhoneに関してはOSについてもですね。つまり、MVNOとSIMとスマホ、この3つの相性が良くないと、うまく繋がらない可能性があるのです。具体例としては、mineoを利用した場合のiPhone6や6Plus、iOS8などですね。

上ではシムロック解除機が流通するのは2年後のように書きましたが、現在もキャリア利用者向けに流通している中古品が結構ありますから、それにも注意が必要です。一番良いのは、MVNOが提供する端末の動作確認情報をチェックして、動作確認済みとなっている端末を使うことです。逆にスマホが先に手元にある場合や用意する場合は、使おうと思っている格安simが対応しているかどうかをMVNOに確認してみてもいいでしょう。IIJはツイッターなどで動作確認端末のアナウンスをしていますが、それを見れば系列のビックSIMやDMMモバイル、BBエキサイトモバイル、hi-hoなどでも使える機種はわかりますから、大いに利用すべきでしょう。

2点目のLTEか3Gかという問題は、現状LTEを提供していないMVNOは無いだろうと思うので、気をつけるのは3G機を使う時ですね。今でこそMVNO事業のナンバー・ワンになったOCNモバイルONEも、当初は3Gに対応していなかったので、契約したのは良いものの、しばらく使えずに塩漬けにしていた知人がいました。例えば、FREETELのpriori2(LTEではない方)は3G機だったりしますので、MVNOが3Gに対応しているかどうかは注意が必要です。

3点目のシム(sim)の大きさについてですが、これは大は小を兼ねるではなく、逆に小は大を兼ねるになります。以前は標準シムをmicroシムにカットして使うなどという裏技がありましたが、これはnanoシムには使えません。逆に小さいものはアダプターに装着すれば、大きなSIMスロットにも対応できますので、これからの事、例えばしばらくしてからの機種変更などを考えれば、nanoシムを選択しておくのが一番間違いが無いでしょう。

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