いざ、秋葉原
先日、運転免許の更新で神田に行った際に、ついでだったので秋葉原まで足を伸ばしました。ついでというか、歩くと一駅分の距離はあるのですが、散歩がてらに秋の東京を歩いてみたくなったのでした。と言っても、都民ですから毎日歩いてはいるんですが。若くて綺麗な女性が一人で東京の街を歩いていれば、それは素敵な絵になるのでしょうが、50過ぎの冴えないオッサンがとぼとぼ歩いていても、哀愁の一つも感じさせません。せいぜい加齢臭が漂ってきそうなくらいです。
それはともかく、秋葉原に出向いた理由は、タブレット端末を見に行くためでした。最近スマホの画面を見ていると、どうしても目の奥が痛くなってしまいます。理由は簡単で、画面が小さい分だけ表示される字も小さいので、その小さな文字や画面に目を凝らしていると、老眼の目には大きな負担になるのです。これは若い人には理解出来ないでしょう。私も若い時には想像も出来ませんでしたから。それを解消するのに一番良い方法は、老眼鏡をかけることではなくて、出来るだけ大きな画面で見ることです。人間の目が一番疲れないのは、遠くをぼんやり見ている時と言います。大きな画面だと、その分焦点距離も伸ばせますから、スマホよりもタブレット、タブレットよりもノート、ノートよりもデスクトップの方が、より目には優しいという理屈です。
萌えの街、秋葉原
昔は秋葉原と言えばラジオの街、そして家電の街、それからパソコンの街になりましたが、今は萌えの街ですね。道すがらビラを配っているメイドさん達を多く目にしました。もちろん、まだパソコン店もたくさんあります。特にタブレットは売れ筋なのでしょう。通りを歩いていても、結構目につく場所に所狭しと並んでいます。逆に、ありすぎて何を選べば良いのかわからなくなります。そのままブラブラ歩いていると、あきばお~という店の店頭で、7インチタブレットで3,000円という箱が山積みになっていました。
どうせわけの分からない中華タブレットなんだろうと最初は見向きもしなかったのですが、いくつかの店を回っても、結局欲しいタブレットは見つからず、このまま手ぶらで帰るのもなんだかなと思いながら、またブラブラとあてもなく歩いていたら、今度はあきばお~の別の支店にたどり着きました。
3,000円タブレットの誘惑
同じように店頭に3000円タブレットが山積みされていたので、今度は手にとってみました。中身はどうやら空のようですが、一応タブレットには間違いなさそうです。そうは言っても、こんな物、所詮ゴミにしかならないだろうと思いながらも、まあ3,000円くらいならドブに捨てても惜しくはないかなと思うと同時に、ブログのネタにもなるかと思い直して、そのまま中国の歌がBGMで流れている狭い店内のレジに並びました。どうやら中身はレジ奥にしまってあったようです。ちなみにあきばお~は、So-netの格安sim、PLAY SIMの販売店です。
それにしても、ロンドン五輪で競泳の北島康介選手がまだメダルを取れていなかった時に、手ぶらで帰らせるわけにはいかないと言ってメドレーリレーでプライスレスの銀メダルを勝ち取ったのとは大違い。貧乏おじさんの戦利品は、たかだか3,000円のタブレット端末です。今の時代、タバコ1カートンすら買えません。所詮は安物買いの銭失いです。
最近iPad Air 2 Wi-Fiモデルの新型が出ましたが、一番安い16GB モデルの15分の1以下の値段です。相当おもちゃチックなのだろうなと思いながらも、私にはひとつ思うところがありました。おそらく外に持ち歩いて使うほど重宝するようなしろものではないだろうけれども、用途を限定したら使えないことも無いのではないかということ。それと、3,000円の部品構成でそもそも動くのかというような単純なことを、ただ単に知りたいと思ったというのがあります。
さて、こんなネタは普通の人なら1回で終わらせるところ、貧乏おじさんは3回計画を目論んでいます。このセコさはまさに貧すれば鈍す。他にネタが無いわけじゃないというよりは、他に大事なネタはたくさんあるとはわかっていながら、これはこれで自分にとってはタイムリーなんだからしょうがないだろうと言い訳して、みみっちく次回に続きます。
次回予告
次から次へと巻き起こる謎の怪事件。息をもつかせぬ迫力の壮大なスペクタクル。さらには涙無くしては語れない、貧乏おじさんと謎の美女が織りなす切ない恋物語。そういったドラマは一切に無しに、ただひたすらおもちゃタブレットの紹介を繰り広げます。
乞うご期待!
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