妻のスマホに勝手に遠隔操作アプリを入れたら御用!?

※記事内にアフィリエイト広告を含みます。

8714288856_3da85becf4_z

妻のスマートフォンに遠隔操作アプリを無許可でインストールしたとして、奈良県警生活環境課などは9日、桜井市の会社員の男(35)を不正指令電磁的記録供用の疑いで逮捕した。

容疑を認めているという。同容疑での摘発は県内初。

発表によると、男は昨年7月17日、30歳代の妻のスマホに、遠隔操作でメールを閲覧したり、居場所を特定したりできるアプリを無断でインストールした疑い。妻が今年3月、スマホに見覚えがないアプリが入っているのに気づき、県警に相談して発覚した。

2015年04月10日  読売新聞

近年ストーカー犯罪も増えていることから、あまり笑ってはいけないのでしょうが、妻のスマホにアプリをインストールしたらいきなり逮捕されちゃったというのは、どういう心境なんでしょうね。妻は被害届けを出した時に、夫が犯人というのをほぼ分かっていたんでしょうか。あるいは、逮捕されるまで気づかなかったんでしょうかね。

ここ最近は、誰でもいいから傷つけたいというような理解不能な人や事件が増えているので、これも取り立てて騒ぐほどの内容ではないのかも知れません。夫婦のプライバシーに関することなので、果たして刑事事件になるようなことなのだろうかとも思いますが、DVやすでに夫婦生活が破綻している人たちの場合には、ストーカー被害の恐れもあるからということなんでしょうか。

遠隔操作と聞いて思い出すのは、片山祐輔受刑者が無実の人たちを陥れ、また多くの人を欺いたPC遠隔操作事件ですが、それとはだいぶ様相というか中身が違うことのように思います。どちらも本人に無許可でやっているので、たちが悪いのは同じですが、見ず知らずの他人を罠にはめるのと自分の身内のプライバシーを覗き見るのでは、社会に及ぼす被害や影響が全く違います。正直家庭の問題なんだから勝手にしろと思ったりもしますが、話し合いで解決出来ないほど険悪な関係になっていたんでしょうか。いずれにしろ家族のプライバシーというのは、なかなか難しい問題です。このような大事になってしまうと、本人たちだけでなくて親類縁者たちも戸惑うでしょう。それを思うと結構迷惑な話です。

このインストールしたアプリは普通に配布されているものらしいですが、たとえばdocomoから「Mobizen」というパソコンとスマホを繋げるアプリが出ています。自分で使う分には非常に便利です。スマホを無くした時などもPCを使って探すのに重宝しますね。他にも位置情報をパソコンから把握するアプリなら結構ありそうです。しかし、他の人に(それが家族であったとしても)写真やメールを勝手に見られたりするのはやはり嫌でしょう。最近ではSNSに自分の写真を許可無く載せられて嫌な思いをしたという人も多いですが、それと同じくらいに不快なのは違いないでしょうね。

それはともかく、スマホのGPSによる位置情報は待ち合わせの時に結構重宝します。最近は誘拐事件も多いので、子供の位置情報確認に使っている人も多いでしょう。お友達と初めての場所で待ち合わせするときなど入れておいたらどうでしょうか。もちろん、当然両者が納得して相手に教える場合に限られますけどね。Androidの場合は、Google Playで「待ち合わせアプリ」などで検索すると出てくるでしょう。

私は「待ち合わせの達人」というアプリをたまに使っています。画面がちょっと見づらかったり、ちゃんと表示されなかったりと多少不具合もありますが、地図上で相手の位置が確認出来るのと設定が簡単なのが気に入っています。家の場所を知られたくないようなあまり親しくない人には、家バレ防止機能もついてます。もっとも、設定が簡単ゆえに、終了し忘れると自分の居場所を絶えず宣伝しまくるとか、グループ名が簡単だと他のグループの人と混同してしまうなどの注意点もあります。遊びで使う分にはいいのではないでしょうか。ただし、アプリのインストール、使用はあくまで自己責任ですので、その点はお忘れなく。

Screenshot_2015-04-13-17-29-18

Screenshot_2015-04-13-17-35-18

(top photo by Spndy_072.jpg | Flickr – Photo Sharing!)

コメント