IIJはどうなのよ?

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どうなのよ?というのは一体何がどうなのか、色々あるかと思いますが、この時期だとMVNO各社からOCNへの対抗策は出るのか?というのが多くの皆さんの一番の関心事ではないかと思います。ただ、2ちゃんねるなどの情報を見ていると、さすがに住人の情報は早いですが、Twitterなどを覗いてみると、OCNの新規プランを知らない人もいるのかなと思うほど、情報格差があるように感じます。

前回NTTコミュニケーションズ OCN モバイル エントリー d LTE 980に関して、3G端末についても対応予定という記事を載せましたが、すでに対応時期が確定したようで、5月23日には対応するようです。

「OCN モバイル エントリー d LTE 980」における3G端末対応予定日について

さすがに対応が早いですね。本家が乗り出してくると、他社では太刀打ち出来ないところもあるでしょう。また、硬直化した企業体質からは、対抗策と言ってもなかなか検討から先に進まないこともあるかと思います。個人的には、圧倒的に不利になった楽天ブロードバンド LTE エントリープランは、早急に対抗策を打ち出す必要があるように思うのですけどね。bモバイル回線の問題もあって、そう簡単にはいかないのでしょうか。

ところで、今回のタイトルのどうなのよ?というのは、DTI SIMからIIJ SIMに変更したおっさんの使い心地はどうなのよ?という意味です。OCNの新しいSIMの3G対応が来月23日以降ということは、今の段階でOCNがどうこう言ってもしょうがないので、単純にDTIとIIJの使用感を比較すると、これは「すこぶる快適」です。

今まで激遅だったのが、およそ倍速になったのだから、その分快適に感じるのは当然だろうと言われそうですが、体感はそれ以上のものがあります。使途にもよりますが、画像ファイルがたくさんあるようなサイトを見るのでなければ、Wi-Fiで閲覧するのとそれほど変わらないかなと思うくらいです。

これにはいくつかの理由があると思うのですが、ひとつは元々DTIの公称速度がベストエフォート100kbpsだったのが、IIJは倍の200kbpsであること。ただこれが、DTIの場合が速くて80kbpsくらいなのに比べて、IIJの場合には実際には250kbpsくらいのスピードが出ているということ。しかもそのスピードが、比較的混雑する昼休み時間でもあまり変わらずに安定しているということ。DTIの場合は、下手をすると40kbpsを下回ることすらあったわけですから、体感はそれだけで5~6倍になるわけです。この差は、悟空の界王拳だったらとんでもない差になりますね。

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計測した日が違いますが、ほぼ同じ時間帯で、昼休みの一番混んでいるとおもわれる時間でのスピードテストの結果です。左がDTI、右がIIJです。

通常、昼休みの時間帯は、皆が一斉にスマホを弄り始めるので、左のDTIのように一気に速度が落ちてしまいます。これはDTIに限ったことではないようで、掲示板などを見ていると、楽天SIMの利用者も、この速度低下に悩まされているようです。上の比較だけで見ると、速度はおよそ7~8倍かと思いますが、それよりもむしろ混雑した時間帯でもスピードが落ちないことのほうが特筆に値すると思います。IIJmioのこの安定感が、ストレスを軽減しているのは間違いありません。

もうひとつは、スマホの性能によるのかもしれませんが、Wi-Fi接続の時でも、最初ブラウジングした時には、表示されるまでにモッサリした感じになります。スピードテストをすると、IIJの場合は、最初に250kbpsよりもかなりのオーバースピードでダウンロードが始まって、途中から250kbps付近で安定するという状態が殆どです。ですので、ブラウジングに関しての読み込みは、かなり早い時間に完了していて、あとはスマホの表示能力にもよるところがあるのかもしれません。

いずれにしろ、DTIのServersMan SIM 3G 100と比較した場合には、価格以上の体感差があると言わざるを得ません。ただ、今回OCNの発表によって、かなりの利用者が移行するものと考えられるので、DTIの方もベストエフォートであるからには、空いてくれば速度が速くなることも考えられます。とは言え、現状100kbps以上出ることはあまり無いのと、DTIは混みいってくるとGmailを始めとしたGoogleサービスが使えなくなるという話もありますので、メインメールをGmailにしている人にとっては注意が必要です。

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