楽天が格安スマホに参入

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昨日、楽天が格安スマホに参入するというニュースが飛び込んできました。

楽天グループ、携帯電話サービスに本格参入
「楽天モバイル」を提供開始

2014年10月29日
フュージョン・コミュニケーションズ株式会社
楽天株式会社

楽天グループの通信会社であるフュージョン・コミュニケーションズ株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長 池口 正剛、以下、フュージョン)は本日、格安通話サービス「楽天モバイル」の提供を開始いたします。

楽天モバイル サービス概要

「楽天モバイル」は、フュージョンが提供する、NTTドコモのLTE網を利用したMVNO(仮想移動体通信事業者)サービスです。このたび、SIMフリー端末と音声通話対応の格安SIMカードのセット、および音声通話対応の格安SIMカードのみの、2つのサービスを提供します。

ああ、そうなのねと思ってさらっと見ていたんですが、ちょっと誤解してました。楽天の格安simサービスで、楽天ブロードバンドLTEというのがあるんですが、今回の格安スマホは、これに音声通話が付いたものだと勝手に解釈していました。しかし、どうやら違うようですね。ちょっと紛らわしいなと思っていたら、今日になって名称変更の案内が出ていました。

楽天ブロードバンドLTE名称変更について

2014年10月30日
フュージョン・コミュニケーションズ株式会社

10月29日に発表された通話可能な格安SIMサービス「楽天モバイル」とのサービスの違いを明確にするため、10月30日より、「楽天ブロードバンド LTE」は「楽天ブロードバンド データSIM」に名称を変更いたします。

なお、プラン名(エントリープラス、エントリープラス SMS、ライトプラス、ライトプラス SMS)に関しての名称の変更はございません。

■ サービスの新名称
楽天ブロードバンド データSIM

■ 変更日
2014年10月30日

プラン名・URLは従来通りとなります。
詳細についてはサービスサイトをご覧ください。

楽天ブロードバンド データSIMサービスサイト
http://broadband.rakuten.co.jp/lte/

なるほど、「楽天ブロードバンド LTE」の新名称は、「楽天ブロードバンド データSIM」ですか。そして今回始めた格安スマホは、「楽天モバイル」ですね。実に、わかり・・・・・・にくい。。。

いっそのこと、ブロードバンド入れるのやめたらどうですかね。あるいは楽天モバイルに統合して、楽天モバイルデータSIMとかにしてくれたほうがわかりやすい気もします。もしくは、楽天モバイルの料金体系は、「みおふぉん」をかなり意識している気がしますので、名前も対抗して「楽もん」とか「楽っしー」にするとか。「楽チン」なんてどうですかね?何のサービスか、さっぱりわかりませんが。

まあ、勝手なことを言ってますが、どうやら楽天は、この楽天モバイルによって本格的に携帯電話事業サービスに参入する考えのようで、目標販売台数を1000万台に掲げています。セット販売する最初の端末は「ZenFone 5」ということですが、これは格安スマホとしては、コスパに優れたかなり良い端末だろうと思いますので、次回のネタにしたいと思います。

もっとも、販売台数目標が3~5年を目処にしていることを考えると、当然これは1機種だけでなくて、今後追加される端末全て、あるいは販売台数というよりは契約目標数なのでしょうね。業界3位のソフトバンクの2014年6月末現在の契約数が約3600万回線ということを考えると、3~5年後に1000万台というのはかなり大きく出たなとも思いますが、楽天カードの会員が約1000万人になっていることから、三木谷社長には勝算があるようですね。ただ、それによって携帯料金が全体的に下がる可能性があることを考えると、揶揄するよりも、むしろ応援したいと思います。

それでは具体的なサービスについて見て行きましょう。

値段は全て税別です。

端末費用は、先ほどの「Zenffone5」が26,400円。この「Zenffone5」は、8GBモデルなので、通常の16GBモデルよりも安くなっていますね。この端末だけの販売は予定していないようです。

楽天ですので、色んなポイントサービスを今後も打ち出すでしょうが、端末購入した人には、楽天スーパーポイント1,500ポイントがプレゼントされます。初期費用は、3,000円です。

サービスは、大きく分けると端末付きと通話SIMのみの販売。プランは、下り最大150Mbpsの高速通信容量によって、高速通信の付いてない「ベーシック」、「2.1GBプラン」、「4GBプラン」、「7GBプラン」に分かれ、月額料金は順番に1,250円、1,600円、2,150円、2,960円になっています。高速通信容量を超えた場合には通信速度が200kbpsに制限されるというのは、格安SIMに慣れている人にとっては聞き慣れたことだと思います。さらに3日毎の制限もありますね。月の容量を使いきってしまった時には、300円/100MBの容量追加パックがあります。

通話料は、20円/30秒。この料金は一般的ですが、楽天には「楽天でんわ」がありますから、これを使えば半額になります。電話サービスでは、他に「キャッチホン」200円、「留守番電話」300円、「転送電話」0円といったサービスもあります。電話をかける機会の多い人には便利な機能ですね。

SMS通信料(国内から国内への送信)は、3円/通。受信は無料です。

最低利用期間12カ月で、それ以前に解約すると9,800円の違約金がかかります。この辺はキャリアと同じくらいでしょうか。

simサイズは、標準、micro、nanoが用意されているので、端末のsimがわかっていれば問題無いですね。

ただ、全ての支払いは、クレジットカードのみなので注意が必要です。

私が個人的に気になるのは、データ通信の回線品質です。楽天ブロードバンドLTEの場合は、契約者が増えて来たら、かなり速度が遅くなったという噂もありました。ただの格安データ通信ならそれでも我慢出来たかもしれません。しかし、MNPなどでメイン回線にした場合にそうなってしまったら困るでしょう。docomoからの帯域購入をケチらずに、安定品質を確保出来るかどうかが問題かと思います。

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