格安スマホ(MVNO)を2台持ちのサブではなく、単独で使うために

※記事内にアフィリエイト広告を含みます。

半沢直樹風に言えば、 「それはつまり、我々を縛り続けた悪しき伝統からの脱却。囲い込みと高止まり料金で市場を寡占し続ける携帯電話会社との決別。そう考えてよろしいですね?」と言ったところでしょうか。

最初から力み過ぎた内容ですね。

とは言え、真剣に考えなければ、失うものの代償の方が大きくなりかねません。それは自分だけの問題ではなくて、時に家族、あるいは友人知人を巻き込んで迷惑をかけることに繋がるかもしれません。ただ、多くの人が高いと感じているスマホの月額利用料金を、MVNOに変えるだけで安くすることが出来るというのに、ひたすらキャリア信仰に縛り付けられるのもどうだろうと思うわけです。戒律が厳しくて、なかなか脱会出来ないどこかの宗教と似ている気がしなくもありません。そう思うと、キャリアに払う利用料は、一種のお布施のようにも思えてきます。

もちろん、お布施や初穂料は自分の意思によってするものですから、自身の信念として奉納するのであれば、それは素晴らしいことだろうと思います。ですが、もしもそれが自分の意思とは関係なく、しぶしぶ仕方なくということであるのなら、やはりそれは一考すべきなのだろうと思います。

一方、目先の損得勘定で、ただ単に安いからという理由だけで、キャリアを捨ててMVNOを選ぶのも、正しい選択だとは思いません。長い目で見た場合には、今まで通り各携帯会社の契約を継続していた方が良いということもあるでしょう。サービスやキャンペーンが、いつどこで行われるかもわからない現状では、誰にとってどの契約がベストなのかは、一概に言えないはずです。これだけMVNO事業に参入する企業が増えてくると、数年後にはサービスが無くなっている会社が無いとも言えません。

打倒!キャリアメール

そして難敵、キャリアメール。携帯メールとかEメール、あるいは各携帯電話会社によってその呼び名は変わりますが、携帯電話向けの電子メールサービスです。

携帯各社が営々と築き上げてきた文化を、真っ向から否定して改革しなければなりません。それには革命と呼ぶべきほど、大きな変革をもたらさなければならないでしょう。しかしながら、総務省の発したsimフリー義務化の号令を追い風に、一気に潮の流れを変えられるかもしれません。逆にもし、「笛吹けども踊らず」、今の風に乗らなければ、返り討ちにあって、暫くは立ち直れないかもしれません。

思えば、キャリアメールがフリーメールを排除しだしたのも、迷惑メール業者がスパムメールの大量送信で利用者の利便性を害し不快感を与え、時には損害を与え、それが携帯キャリアの業務の妨害に繋がった事が発端です。また、登録に際しての二段階認証なども、詐欺グループやクラッカーなどの犯罪者から、ユーザーを守るための方策として使われるなど、本来の用途とは異なる使い道でセキュリティの一端を担っています。

そうです、キャリアメールは何も悪くないのです!(キリッ)

ん?ちょっ、待てよ。

悪者がいるとわかっているなら、そいつらを成敗すればいいんじゃね?桃太郎侍や暴れん坊将軍ならそうするよね?

「スパムメールを送っている奴らがパソコンから大量にメールを送ってるなら、そいつらの通信を遮断して締め出せよ。なんで、こっちが一々設定せにゃならんのよ?そもそも、パソコンとメールのやりとりが出来ないなんて、不自由極まりないじゃん。Gメールは、スパムメールなんか殆ど届かないぜよ」と、家のタマが申しております。

今までも実際に会員登録をする時に、ドメインを許可設定にしておいてくれとか、受信できるようにしておいてくれ、なんていう注意書きを何度も見てきて、実際に設定を変えてきましたが、その作業の面倒なこと。そもそも、メールなんて届くのが当たり前に作られているんだろうから、わざわざ届くように設定しなければならない現状ってのがおかしいでしょ?

スパムメールも自動で満足に弾けないキャリアメールなんて、本来のメールとしての役目は終わってしまっています。ただ、その一方で、個体と直接紐付いているのは、キャリアメール以外に無く、その紐付けは端末購入の際の本人確認によって、表面上は保証されています。

しかしながら、今や電子メール本来の用途としては、むしろお荷物とも言えるキャリアメールが、契約者個人の真性担保の意味合いもあるからという理由だけで絶対視され続けるのは、それもまた違うのではないかと思うのです。もちろん、存在そのものを否定するつもりはありません。

MVNOに完全移行しようとする者にとっては、不必要なだけでなく、時に障害となるキャリアメールも、キャリア利用者にとっては、道具のひとつにしか過ぎません。必要の無いときには、使わなければいいだけの話です。そして、そのことにキャリア組は殆ど関心はないでしょう。使っても使わなくても、どっちでもいいわけですから。それが、持てる者と持たざる者との違いです。

ただ、この件に関しては、まだまだ掘り下げていく必要があると思いますので、今後折にふれて考えて行きたいと思います。もしも、ご意見、ご感想、間違った内容へのご指摘等ありましたら、お教えいただけると幸いです。

コメント