イオンの格安スマホ

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流通系格安スマホの最後になると思いますが、格安sim、そして格安スマホの草分け的存在であるイオンスマホです。もともとbモバイルの格安simで市場を開拓し、当時イオンsimというのは格安simの代名詞にもなりました。ターゲットがお店に買い物にくるオバチャンたちという、ちょっと変わった戦略でした。面白いところに目をつけたものです。

提供会社イオン
プラン名イオンスマホ
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初期費用3,240円
月額料金2,138円
提供端末geanee FXC-5A
MVNOBIGLOBE
割賦契約期間24ヶ月
高速データ通信容量/速度1GB下り最大14Mbps
低速データ通信容量/速度72時間で120MB規制128Kbps
最低利用期間無し
端末割賦代金価格分割代金680円
初回689円
16,329円
端末代金支払い完了後の月額料金1,600円

当時のイメージは、とにかく安いがスピードの遅いsimと言ったものでした。それが今では、安いが使えるスマホに変わったわけです。提供される端末は、『geanee FXC-5A』という、他ではあまり見ない端末です。スペックを見てみましょう。

機種名geanee FXC-5A
OSAndroid™4.4(KitKat®)
CPUMT6582M 1.3GHz(クアッドコア)
メモリFLASH ROM : 4GB /DDR2 RAM : 512MB
ディスプレイ5.0 インチ/解像度:960×540 QHD/マルチタッチ /静電容量式
SIMスロットデュアルSIM[標準SIM×1 microSIM×1]
SDカードスロットmicroSD カード×1(最大 32GB 対応)
USB端子microUSB 端子(2.0)
イヤフォン端子3.5mm イヤフォンジャック
カメラ背面:500 万画素(CMOS)/前面:200 万画素(CMOS)
LED フラッシュライト有
センサーGPS/A-GPS/G センサー/近接センサー/加速度センサー/E コンパスセンサー
通信方式3G W-CDMA 2100/800MHz  GSM 1900/1800/900/850MHz
無線LAN(Wi-Fi)IEEE802.11b/g/n 準拠
Bluetoothversion 4.0 LE +EDR
電源充電式リチウムポリマー電池2000mAh /USB 給電(DC5V/1A)
サイズ約(W)71.7mm ×(D)8.5mm ×(H)144.2mm ※突起部除く
質量約133g(電池パック含む)
動作温度・湿度温度:-10 ~ 50℃ 湿度:最大80%(結露なきこと)

これは結構面白い端末ですね。端末の代金が16,000円程度ですから、当然高スペックは望むべくもないのですが、その割にディスプレイは5インチあったり、simスロットがデュアルsimだったりと、意外と挑戦的な機種ですね。中国の製品は、わりとデュアルsimが多かったりしますが、日本と海外で別々のsimを用意しておけば、わざわざ入れ替える必要がないのは便利です。もっとも、世界を股にかけて活躍する人が、こんな廉価なスマホは使わないだろうと思えなくもないですが、ちょっとした海外旅行の時などは、料金を気にせずに現地のsimを使えるのは良いことだと思います。

simは入れ替えればいいだろうという意見もあるかと思いますが、入れ替えたら取り出したsimを別に保管しないといけませんから、無くしたら大変です。日本に戻ってきて、駐車場の人に迎えに来てもらおうと思っても、電話できなくなります。

値段が値段なので、あまり贅沢は言えませんが、最初に理解しておかないといけないのは、LTE機ではなく、3G機であるということです。その分スピードが遅いわけですが、それをわかっていないと後々大きなストレスになると思います。あと、今どきのスマホにしては、メモリーがかなり少ないのが気になります。画面の大きさの割に解像度が低いので、多少画面が見づらいかもしれませんね。カメラはまあ、こんなものでしょうか。この金額で、現在多く流通しているキャリアスマホと比較するのは可哀想です。

おそらく若者がゲームをやったりするのには厳しいスペックだと思いますが、おじいちゃんおばあちゃんが孫とLINEをやったり、奥さんがキッチンでクックパッドを見るくらいならいいのではないかと思います。何よりお安いですしね。月々の支払いも約二千円と、庶民の懐に優しいスマホだと思います。

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