auの「アップグレードプログラム」とは何なのか

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このブログは格安simや格安スマホについての話題が殆どなので、キャリアに関しては殆ど言及していませんが、たまにはキャリアプランも見ておかないと偏見に凝り固まる恐れもあるんじゃないかということで、少々わかりづらかったauの「アップグレードプログラム」を見てみましょう。

最新機種への買い替えをサポートする「アップグレードプログラム」の提供について

~18ヵ月ごとに最新機種へアップグレード! 最大7ヵ月分の分割支払金残額を無料に~

No.2015-014
KDDI株式会社
沖縄セルラー電話株式会社
2015年1月19日

KDDI、沖縄セルラーは、2015年2月6日より、当社指定のau携帯電話を18ヵ月以上ご利用のお客さまが、機種変更をしていただく際、分割支払金残額を無料とする「アップグレードプログラム」の提供を開始します (注1) (注2)。このプログラムにより、18ヵ月ごとに最新機種に気軽に機種変更することが可能となります。

本プログラムは、当社指定の機種をご購入いただく際に、「アップグレードプログラム」(月額300円 (税抜)) にご加入いただき、かつ機種代金を割賦契約 (24ヵ月) いただくと、18ヵ月間ご利用後、新たな機種に変更した際に、それまでご利用いただいた端末の分割支払金残額を無料とする買い替えサポートプログラムです。

注1)    機種変更後も「アップグレードプログラム」に継続して加入していただくことが条件となります。
また、18ヵ月以内での機種変更、また当該プログラムの解約、回線の譲渡・一時休止・解約時は、オプション料の返金は行いません。
注2)    機種変更前の機種は、回収となります。
(分割支払金残額無料の権利を公使して機種変更を行った場合に限ります。)

通常キャリアの契約は、2年毎に更新というプランが多いので、それに合わせて端末代金も2年間の割賦払いにすることが多いですね。そうすると、このプログラムに加入すると、普通は24ヶ月間は同じスマホを使わないとならないところを18ヶ月で買い替え出来、その分買い替えのサイクルが早まるということなのでしょう。1年半で新しい機種に交換出来るわけですか。かなり早いですね。

今携帯の機種は、各キャリアとも年間で3回くらいの頻度で新しいモデルが発表されていますから、1年を単純に3で割ると4ヶ月に1度ということですね。発表から発売までに時間差がありますから、自分の契約更新月と新モデルの発売がうまく合わない場合には、魅力的な次期モデルの発表はされているけれども、まだ発売されていないので購入できないということも多々あるでしょう。そうなると新機種が発売されるまでは仕方なく我慢して使い続けるか、他の機種で妥協するということになるわけですね。猶予期間が半年あれば、現行モデルと次期モデルの比較も出来るでしょうから、納得して買い換えることも出来そうです。

ではこのプログラムの特徴を見てみましょう。

まず、前提条件として、
1.au指定の機種であること
2.購入時に「アップグレードプログラム」(月額300円 (税抜)) に加入し、かつ機種代金を割賦契約 (24ヵ月) で締結すること
が必要です。

全ての機種で適用されるわけじゃないのが残念ですね。

さらに注意事項として、
(注1)機種変更後も「アップグレードプログラム」に継続して加入する必要がある
18ヵ月以内での機種変更、また当該プログラムの解約、回線の譲渡・一時休止・解約時は、オプション料の返金は行われない
(注2)機種変更前の機種は回収となる

(注1)のオプション料という言葉は初めて出てきましたが、このプログラムの料金(月額300円)のことを指しているのでしょう。仮に17ヶ月で解約したら、(300円)×17で5,100円没収されるわけですね。あるいは、18ヶ月に1日でも足りなかったら5,400円没収ということになるんでしょうか。3番目の条件として、機種変更後もプログラムを継続しないといけないとあります。死ぬまで継続するなら話は別ですが、そうでない限りはどこかで解約する必要があるでしょうから、うまくタイミングを計らないといけませんね。

なお、分割支払金残額無料の権利が生じる19ヵ月目から分割支払が終了する25ヵ月目までのいずれかの月で機種変更した場合、権利が生じてから行使するまでの月数分のプログラム料は返金します (注3)。
さらに、分割支払金残額無料の権利を行使せずに機種変更した場合や、分割支払終了後の26ヵ月以降に機種変更をされた場合は、プログラム料を全額返金します (注3)。

注3)    機種変更後も「アップグレードプログラム」に継続して加入していただくことが条件となります。
オプション料の返金方法は、au WALLET カードにチャージ (入金) となります。

これを読む限りでは、プログラム料の返金はあくまで「アップグレードプログラム」継続が条件ですから、継続しない場合には一切返金無しということなんでしょうかね。そうなると最高で300円×24ヶ月で7,200円が掛け捨てになるような気がするんですが、私の読解力が足りないんでしょうか。ということで、別紙の詳細を見てみます。

最新機種への買い替えをサポートする「アップグレードプログラム」の提供について

対象機種がiPhone 6/iPhone 6 Plus/INFOBAR A03/AQUOS SERIE mini SHV31となってますので、具体的に見ていったほうがわかりやすそうですね。たとえばiPhone6の場合ですが、iPhone 6|機種代金|料金・割引のページによると、16GBモデルの機種代金が機種変更の場合だと、分割支払金3,015円×24ヶ月で支払い総額が72,360円になってます。しかし、これに毎月割が入ると実質負担額が月額605円×24ヶ月で、負担総額が14,520円になってます。そうすると、たとえば19ヶ月目で「アップグレードプログラム」を行使して機種変した場合に、残り6ヶ月分の残債が無くなるわけですから、605円×6ヶ月で3,630円分得をするということですか?18ヶ月間300円を払い続けると5,400円になるわけですから、逆に損をしているような気がするんですが。ただ、半年分のプログラム料300円×6ヶ月分が返金されるのなら、5,400円-1,800円=3,600円でほぼトントンではあるわけですね。

もっとも、毎月割の条件は26ヶ月間の契約ですから、18ヶ月スパンなら本来は分割支払金は毎月割の無い3,015円×24ヶ月で支払い総額が72,360円になるんだと言われれば、まあ3,015円×6で18,090円分の支払いが免除されるんだと考えられなくもないんでしょう。しかし、それもなんだかしっくりきませんね。ただ、これが128GBの場合には、割引後の計算でも1,595円×6ヶ月で9,570円になりますから、単純に4,000円分くらいは得になりそうです。

しかしながら、すべてはプログラムの継続が条件となると、ほぼ無限地獄に陥るような気がするのは私だけでしょうか。まったく解釈が間違っていたら謝ります。

それにしてもキャリアの料金というのは、やはりわかりづらいですね。私の悪い頭では理解するまでに半年くらいかかりそうです。もっと単純にこんなにお得なんだということが説明できる方がいたら、是非お教え願えたらと存じます。

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