今月のIIJmioキャンペーンなど

前回申し上げたとおり、ここしばらくはMVNOの動向などもお伝えしながら、各サービスを見ていきたいと思います。それにしても楽天によるFREETELの買収は驚きました。有名タレントを起用してテレビCMなども行っていましたが、実際のところかなり経営が苦しかったのでしょう。格安simは元々が薄利多売の商売ですから、それほど広告宣伝費などに回せる予算はなかったはずですが、それに加えて毎月のように回線増強していたわけですから、赤字が膨らむのは当然の結果だったのかもしれません。そう考えると、今のY!mobileやUQモバイルのCM量は圧倒的ですね。現在MVNOだけで600社もあるということですから、今後も業界再編が進むのは間違いないでしょう。

それでは我らがIIJmioについてです。先月いっぱいや直近で終了してしまったキャンペーンなどもありますが、格安sim利用者が今後も増える可能性が多いにある現状を鑑みれば、これからも様々なキャンペーンが展開されることと思います。

期間限定「コミコミセット」

格安スマホ業界においても、コミコミというのは以前から提供されているサービスですね。最初に始めたのは楽天モバイルでしょうか。この場合のコミコミというのは、月々の基本料、スマホ代金、通話料金がセットになっているものですが、通話は大抵が3分や5分、10分などの時間制限制です。

思えば私が格安simを使い始めた頃は、ドコモのいわゆる中古品や未使用品などの新古品をネットやオークションで手に入れて、それに格安simを入れて使うという方法がスタンダードだったんですが、今やそんなことをしなくても好きなsimフリー機を購入してsimを挿すだけですから、随分と簡単になったものです。コミコミセットと言うのは、さらにその購入の手間もMVNOの方で面倒見てくれるのですから、楽ちんそのものですね。

さて、IIJmioのサービスを見ていきましょう。

IIJmioオススメの期間限定「コミコミセット」

何度も出てきてますが、期間限定です。いつまでかというと、11月30日（木）までの期間限定です。

「コミコミセット」の内容

さて、その内容ですが、端末（最新スマホ）とデータ通信容量「3GB」と「3分以内の通話がかけ放題」の３点セットです。利用開始月の翌月から12ヵ月間はとてもお得な料金で利用できる特典付。利用開始月の翌月から13ヵ月目からは、一律1,000円値段が上がります。ただし、24ヵ月目以降は今度は端末の割賦払いがなくなるので、同じスマホを使い続けるなら、また月額支払料金が下がります。

先程も申し上げたように、IIJの方で厳選した端末を用意してくれているので、その中から好きなものを選ぶだけです。さすがにキャリアのような窓口での手取り足取りのサービスは受けられませんが、ある程度スマホの操作に慣れている方なら、むしろそういった手続き的なものは不要だったり、煩わしかったりする場合もあるでしょう。

特に今までキャリア契約に縛られてきた人の中には、販売員の説明を聞かないと安心できないという方もいるかと思います。ですがその一方で、契約に際しては十分な説明を受けられなかったと後々述懐するキャリアユーザーも少なからずいます。スマホの場合は、手にしてからどれくらい使いこなせるかが問題なので、最初に窓口で聞けることにも限界があると思います。また、現状格安スマホユーザーもだいぶ増えてきていますので、もしわからないことがあればお知り合いの中にも詳しい人がいるかもしれません。スマホの性能も格段に上がっていますから、不良品にでも当たらない限り、あまり心配することはないでしょう。

端末ラインナップ

先月の28日から新たに「HUAWEI nova lite」と「HUAWEI P10 lite」も加わって、だいぶ充実したラインナップになっています。従来からのモデルは簡単入門機としてVAIO「VAIO Phone A」と ASUS「Zen Fone Live」、高機能モデルとして富士通「arrows M04 」とシャープ「SH-M04-A」があります。

ちなみに「HUAWEI nova lite」は現在の私の愛機でもあるわけですが、非常に使いやすく良いスマホです。本当はリアルタイム更新でお伝えするはずだった約束を結局反故にしてしまっているので申し訳ありませんが、機会があればそれぞれの機種をまた見ていきたいと思います。

データ通信量3GB

今データプランで一般的なのは、この3GBプランですね。外での通信がそれほど多くなく、家の中や職場ではWi-Fi利用という方なら、これだけあれば十分ではないかと思います。実際に私もタブレットで利用しているのはこの3GBプランですが、使い切らなかった場合には翌月分に回されますので、だいたい月の頭には6GBになっていて、今まで足りなくなったことがありません。

ただ、もし足りない場合には翌月から6GBプランや10GBプランに変更しても割引料金には影響がないので、特にデータ容量でこのセットの利用可否を考える必要はありません。

国内通話3分かけ放題

1回の国内通話が3分まで何度でもかけ放題になります。総務省発表による「平成27年度　通信量からみた我が国の音声通信利用状況（概要）」によると、携帯電話とPHSにおける1契約1日当たりの通信回数と通信時間の平均は、通信回数0.9回、1日当たりの通信時間は2分18秒、1通信当たりの平均通信時間は2分35秒という結果が出ています。これに当てはめると、大抵の通話は3分もあれば十分ということにはなります。

もっとも、大事なのは他所様の通話時間の平均ではなくて、実際に自分がどれくらいかけるかでしょう。

ちなみに私の場合は貧乏なので極力自分から通話はしないようにしてるわけですが、それでもどうしてもかけなければならない場合には、できるだけ早めに終わらせようと思っています。

ただ、どんなに頑張っても30秒以内に終わらせるのは困難で、大体30秒台の前半とかになっちゃうんですよね。これ、普通にかけるとスマホだと1分ぶんの料金40円が取られますから、なかなかバカになりません。なおかつ30秒や1分をわずかに超えた場合には料金以上の敗北感に打ちのめされます。今は3分に限らず、5分かけ放題や10分かけ放題のオプションも各社から出ていますので、自分の利用形態によって利用を検討するのも手かと思います。

なお、みおふぉんダイアルを利用すると３分を超えた場合でも通話料金は通常の半額（30秒10円）になりますから通話料金を抑えることが出来ます。