現在、多くの企業から販売されている格安simですが、選択肢が多いと結局何を選んだら良いのか迷う方も多いと思います。私は今IIJmio高速モバイル/Dサービスのミニマムスタートプランですが、特に不満はありません。殆どがWi-Fiで済んでしまっているからというのもありますが、サービスそのものは金額的にほぼ横並び状態ですから、あとは回線品質をどれくらい維持、強化できるかの問題でしょう。
そ の点で、月額1,000円以下のデータ専用simで考えた場合に、現状で一番安定していて、しかも安心して使えるのは、OCN モバイル ONE 50MB/日コースだろうと思い ます。何しろNTT本家ですから、バックボーンが違います。IIJもNTTグループ系列と言えなくもないですが、営業はあくまでも独自路線のようですね。 つい最近までは、IIJの品質はかなり良かった(筈な)のですが、評判が良くなって利用者が増えると、その分帯域を圧迫することになって、それに対する設 備の増強が迅速に行われないと、たちまち評判が悪くなるという状況です。その点はIIJの中の人も認めているようですから、今までの経緯を見ていると、そ のうちなんとかしてくれるだろうとは思いますが、ならなかった場合には契約者が減って、結果的に速度が上がるなんてこともあるかもしれません。
そ れならばと、どうせ同じdocomo回線を使うのだし、出来るだけ人気のなさそうな企業がいいかというと、利用者がどれくらいいるのかわからない会社で は、いつ事業を撤退されるかわからない不安も出てきてしまいます。月々1,000円程度の出費なんだから、無くなったら他へ移ればいいじゃないとマリーア ントワネットのように嘯くのもいいですが、だいたい初期費用が3,000円くらいはかかるわけです。考えようによっては、納得のいかない診療のために医者 を変え続けて、そのたびに初診料を取られるみたいな、なんだか釈然としない気分にはなれそうです。そういうのがたまらなく好きなM体質の人や、「わが生涯 に一片の悔い無し !」と高らかに叫べる人は、是非チャレンジしていただきたいと思います。
通信速度には目をつぶるから、とにかく安い方が いいという人は、迷わずDTIでしょう。今でも昼休みや通勤・通学の時間帯などではかなり速度が落ちるようですが、それ以外の時間帯なら、トラフィックモ ニタで見た限りでは公称速度250kbpsは出ているようですし、昔のように殆ど繋がらないという状況ではなさそうです。もっとも、使いたいときに遅いん じゃしょうがないだろうと言われたら、私もそうだと頷きます(笑)。ただ、この9月にワイヤレスゲートから業界最安値で、しかもWi-Fiが主体でLTE は従という位置付けの「ワイヤレスゲート Wi-Fi+LTE SIMカード・パッケージ」をヨドバシカメラオリジナルとして発売するようですので、待てる方は一考の価値があるでしょう。
au の回線を利用したい場合は、今のところ関西電力系のケイ・オプティコム、auの4G LTE回線を使うMVNOサービス「mineo」しかありません。「みねお」じゃなくて、「マイネオ」と読むようですね。どうやら、データ通信はLTEエ リアに限られるようです。音声だけは3Gサービスエリアで使えるようですが、その辺の特徴はよく覚えておいた方が良さそうです。もっとも、au回線では、 現状使える端末はあまり多くはなさそうです。ただ、どうしてもau回線で通話をしたいという人には魅力のあるプランかもしれません。
そして、その通話simですが、最近徐々に増えてきています。
格安SIMカード『U-mobile』で新たに大容量&ライトサービスを提供開始 プラン名称も変更し「データ専用」「通話プラス」で合計10プラン〜
ですとか、
hi-ho、LTE通信対応「hi-hoスマホ」第1弾を8月1日から提供開始
-携帯キャリアが提供する音声通話とデータ通信のサービスを月額2,980円から利用可能-
なども明日からサービスが始まるようです。思わずみんなで白雪姫の周りを、歌いながら踊りたくなる気分ですね。そんなシーンは無いみたいですが。実は白雪姫の話は、よくわかっていませんが、そんなことはどうでもいいですね。
と、 言うわけで、もしかすると音声通話simに関しては、少し検討してから決めたほうがいいかもしれません。今は、OCNやIIJmioも、050通話のキャ ンペーンをやっていたりしますので、IP電話でも今のところは大丈夫という人は、試すのもいい機会でしょう。お前が試せと言われそうですが。ちなみに、み おふぉんも夏割キャンペーンをしているようなので、タイミングとしては悪くはないとは思います。今はMVNOも戦国時代ですから、相場のようにタイミング なんでしょうか。
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