ネタにするにもバカバカしい内容なんですが、前にも同じような文面のものが来ていたので、懲りもせずにやっているのだな、というよりは、こういう手合はなかなか捕まらないんでしょうね、ということで取り上げてみます。
確かに、メールの内容だけで詐欺を立件するのは難しそうだし、実際にどれほどの成果を上げているのかわかりませんが、何度も送ってくるということは、それなりに騙されている人もいるのでしょう。いまだに毎日のように成りすまし詐欺の被害がニュースで伝えられるのを見れば、詐欺メールが多いのも頷けます。ところで、「母さん助けて詐欺」という名称はどうなっちゃったんでしょうね。その後ニュースで全く聞かないんですが、自然消滅したんでしょうかね。
それはともかく、こんなの相手にしてちゃいけないよということで、一応文面も載せておきます。
(仲間由紀恵さんご成婚記念)
おまえ達のやってることは 全部全てスリットまるっとごりっとお見通しだあ~!!・・・決まった。
※至急ご連絡下さい※
(株)HPS
〔TEL〕0120-451-307
〔担当〕小野
弊社は調査業務、情報管理及び和解手続き代行等を主とした調査会社でございます。
本日ご連絡致しましたのは、現在貴方がご契約されている総合コンテンツ提供サービス会社からの再三の通告を放置し、利用料金を長期延滞している事に対して、同社が訴訟準備期間に入った事を報告致します。
この通知を最終告知と致しますので、本日、当社営業時間までにご連絡が無い場合、管轄裁判所から裁判日程を決定する呼出状が発行され、記載期日に指定裁判所へ出廷となります。
尚、裁判を欠席されますと、相手方の言い分通りの判決が出され、執行官立ち会いのもと、給料、財産や不動産、有価証券等の差押えを含めた強制執行となりますので、ご注意下さい。
弊社は、今回運営会社様より和解等の最終判断を委託されましたので、双方にとってより良い解決にむかうためのご相談に乗らせて頂きます。本日弊社営業時間内までに早急にお電話にてご連絡ください。
最近個人情報を悪用する業者の手口も見受けられますので、万が一身に覚えのない場合でも、早急にご連絡ください。
*時間帯によって繋がりにくい場合がございますので、その際は恐れいりますが、再度お掛け直し頂きますようお願い致します。
パソコンからのメールはドメイン設定により送受信ができない可能性がございますので、本日はこちらのアドレスから送信させて頂きます。
(株)HPS
〔TEL〕0120-451-307
〔担当〕小野
【営業時間】8:00~17:00
差し出し人アドレスが hps-co-12@docomo.ne.jpで、届け先がhps-co-1@docomo.ne.jpになっています。これは私のメールアドレス宛ではありませんから、私にはBCCで送ってきているのでしょう。もしかすると、このhps-co-◯グループで、何人かずつに分けられているかもしれませんね。
法律を少しかじったことのある人なら、というよりも、常識的に考えても内容がおかしいのはすぐに気がつくでしょうが、中には訴訟とか裁判とか言う文字を見て、不安になってしまう人もいるのではないかと思います。本来なら、スパムメールとしてキャリアの方で弾いてくれたら良さそうなものですが、全く同じ文面でないと難しいのかも知れませんね。他に騙される人がいなければ自分のメールを破棄すれば事足りますが、誰か犠牲者が出ると可哀想なので通報しておこうかと考えました。
どこへ通報するのが良いのかなと調べてみると、一般財団法人 日本データ通信協会というところがあります。元総務省の外郭団体のようですが、ここが総務省より委託を受けて「特定電子メールの送信の適正化等に関する法律」に違反していると 思われる迷惑メールを収集しているようです。
それではと、早速送ろうと思ったら、なんだかめんどくさ。。。(ry
提供いただく内容
電子メールの全文
※送信元のアドレスを偽って送られたメールの場合は、ヘッダ情報も必要です。
ヘッダ情報の確認方法は、こちらをご覧ください。※情報提供に際しては、氏名・住所・電話番号などの個人情報は必要ありません。
携帯に届いたメールは、先ほどのFromとToのアドレスしか載っていません。私の携帯はSoftBankなのですが、古いアドレスなのでパソコンでヘッダ情報を調べないとなりません。
→ Eメールヘッダ情報閲覧機能
いちいちパソコンでログインして、しかもソフトバンクは48時間という時間制限がありますから、余程暇な人じゃないとわざわざヘッダ情報をコピーして送らないでしょうね。私の場合はブログネタになると思って、一応ヘッダ情報も調べてみたんですが、これと言った発見が無かったのと個人情報がわからないように加工するのが面倒なので、その画面のキャプチャ画像は割愛します。一応携帯に迷惑メール報告という機能が付いてますから、それで送っておきましょう。本当は、それをキャリア間で情報を共有して対策してくれれば良いような気もします。
あるいは騙されて電話する人がいなければいいわけですから、このブログをもっと読んでもらえるように頑張ればいいんですね。論点すり替えの気がしなくもありませんが。
ということで、とりあえず、この文面に突っ込んだ内容を添付しておきますので、もしも同じ内容のメールが来て不安になっている人がいたら、一緒にチェックしてみてください。不安を煽って電話させようという工夫は見受けられますが(笑)、今はURLで誘導しようとしても迷惑フィルターで除外されてしまうので、苦肉の策なんでしょうね。一見すると代理行為のようにも思えますが、顕名がない、以前に本人が誰だかわからん(笑)。いずれにしろ、当事者の具体的な名前も何も無いわけです。正直、突っ込みたくて我慢が出来なくなった奴を待ち構えてる新手法かと思わせる内容でもありますが、そういう意図ではないんでしょうね。
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