新型iPhoneの廉価版であるiPhone5cですが、すでにソフトバンクから一括0円が出ています。先月新型iPhone5sと5cが発売された時には、iPhone5の一括0円投げ売りが、いち早くauから始まったわけですが、そこには落とし穴も。
新型のiPhone5sと5cは、auの得意とする800MHz帯の電波を利用できますが、5は拾いません。そうなると起きるのがパケ詰まりという現象。アンテナはバリバリ立っているのに、ネットに全然繋がらないじゃーんという状態です。都会などで混雑している状況で起きやすいのですが、これが頻発するとストレスMAXになります。なんせ繋がらないのでは、使い物にならないわけですから、かつてのDTIワンコインsimがそうだったように、「使えねー、最悪っ!激おこプンプン丸!!」という気分にさせてくれること間違いなしです。気分が乗らないとやる気が無くなる、かつてのアイドルデュオt.A.T.u.のようになって、周りに不快感を与えること必定です。もっとも、あれは当時のマネージャーの作戦ミスという話がありますが、そんなことはどうでもいいですね。
ちなみに、DTIのsimは、今はだいぶ回線状態が改善されたようですね。それが企業努力によるシステムや設備の拡充におけるものなのか、はたまた大量ユーザーの大脱走によるものなのかは定かではありません。ネットワーク実効速度状況(ServersMan SIM LTE 100の実効速度)
さて、前回はスマホを安く手に入れる方法を見つけました。安くというよりは、無料の上にキャッシュバックまでついてくるのですから、実質0円どころか儲かってますね。ウハウハです。もちろんそこにはいろんなオプション契約を追加したり、お店限定ですから、そこまで出向くための交通費や契約する際の手間などもかかります。車を持っている人は、その機動力を駆使して、隣の街はおろか全国制覇するくらいの勢いで駆けまわる事もできるでしょう。私のように貧乏な人は、自動車はおろか電車賃も払えないので自転車です。そうなると、かつて一都四県を股にかけた雷波少年の鮒子のように、強靭な脚力を鍛える他ありません。
ところで、前回それで儲けている人がたくさんいると書いたわけですが、私の知っている人の中には携帯電話詐欺で捕まった人はいますが、運用して儲けてる人は知りません。なお、念の為に言っておきますが、その捕まった人は決して私のお友達ではありません。ですから、儲かるというのは、あくまでネットでの知識です。スマホ1台を安く(もしくはタダで)仕入れても、よほど高額のCB(キャッシュバック)でも付かない限り、大して儲からないでしょう。いったん回線契約をすれば、当然それに付随する支払い義務も負いますから、仮にすぐ解約したとしても、それに対する違約金は払わなければなりませんし、その手間も面倒です。それでも、高額のCBがつけば、それだけでロマンティックが止まらなくなりそうな気もします。(それはCCBだろうって?きみまろのようなネタでスミマセン。)
なので、うまくやっている人というのは、回線契約数も限度まで持って、割引やキャンペーンが一番多いMNPを利用して契約するわけです。それを一般的にMNP弾と呼ぶのですが、契約に有利な武器としての呼称ですね。そこまでしなくても、スマホの3円維持とか3円運用という方法は今までも多くのサイトで取り上げられていますから、興味のある方はお調べになると良いかと思います。ただ、現在はキャリア側も対策を強化していて、例えばMNP弾となるプリモバイルの契約期間を長めに設定したり、違約金を増額したりして、出来るだけそう言った方法が取れないようにしてきているようです。
さて、何をもって儲かるというかは難しいところですが、機種代金一括0円を前提に単純に考えれば、利益となる原資は、
『キャシュバック代金』と(仕入れた)『スマホの売却代金』なわけです。
それが交通費などの経費、回線契約料、解約による違約金などを合計した支出よりも高ければ、儲けが出るわけですね。スマホで儲ける人にとっての回線契約は謂わば道具であって、スマホはただの商品ですね。自分で使うためのスマホではないわけですから、それが市場に白ロムという形で出てくるわけです。ここで気がつくのは、そう言った形で市場に出てくる白ロムは、合法的に代金一括0円で購入しているもの、つまり売却代金は完済されていることになりますから、赤ロム化する心配がありません。しかも新品です。そして大量に出回るがゆえに値段がグッと抑えられます。
貧乏おじさんのような人は、そう言った機種を狙ってMVNOsimを使いましょうというのが今回の趣旨です。もちろん一括0円の機種を店頭まで買いに走って、契約や解約をする手間を惜しまないという人はそれでいいのですが、その場合はMNPではなく新規で契約をしないと今までの電話番号が使えなくなるわけですから、何かと面倒です。第一、決して違法ではないものの、やり方がイレギュラーでキャリア側が好まないのはわかりきっているわけですから、後々のことを考えれば、それをすることによるメリットよりもデメリットの方が大きい場合もあります。
それを承知でやりたいという人は、docomoの2in1とか、全キャリアの各種割引、キャンペーン、契約条項などをよく調べて、寝かせる場合は2年契約のトラップに嵌らないように気をつけると良いと思います。
それでは次回、貧乏おじさん狙いの機種を見て行きましょう。
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