どうやら、あのピッチャーは内角を攻めるのが苦手だとか、あのキャッチャーは決め球にフォークを要求するとか、そんなバッテリーとは違います(失礼)。
バッテリーなんか、無くなったら充電すればいいだろうと言うことですが、出先でなくなったら充電する場所もないし、予備のバッテリーを持つのも重荷になるし、第一、いちいちバッテリーを交換するのも面倒です。ただでさえ裏蓋を開けるのは壊れそうで躊躇するのに、これに頑丈なケースまで付けていたら、外すのに苦労して、バッテリー交換をするために落としそうで怖いです。そうなると、いったい何のためのケースなのかもわからなくなりそうです。
バッテリーの消費を少なくするには、出来るだけ使わない。これが鉄則です。
ん?なんかおかしい。使うためのスマホだろうって。使わなくていいなら必要ないじゃん。
まさにその通りです。ですが、もともと携帯だって、無ければ生きていけないかと言うと、そんなことはないはずです。つい10年か、20年前までは、持ってない人もたくさんいたはずです。その時の生活がとっても貧しくて惨めだったかというと、そんなこともありません。
ああ、懐かしき昭和時代。あの頃の日本は皆希望に満ち溢れ、人々は義理人情に支えられ、みんな輝いていました。
そんなわきゃありませんね。昔から凶悪な殺人事件はあったわけだし、つまらないことで喧嘩も絶えなかったし、高度成長の裏では、大気汚染や水質汚染などの公害も発生していました。校内暴力や暴走族に悩まされ、一方では教師の体罰に苦しめられたりもしました。あっ、今とおんなじか。さてさて、そんな下らないノスタルジーに浸っている暇はありません。バッテリーは刻一刻と減り続け、やがて底をつきます。全部無くなる前に、対策を施しておきましょう。これこそ、転ばぬ先の杖。
と、何やら前置きばかり長くなりましたが、とりあえずスマホに内蔵されている機能を使いましょう。最初に、せっかくAndroid4.0にバージョンアップしたので、不要なアプリを無効化していきます。本当はアンインストールしたいところですが、それにはroot化する必要があります。以前に、Android4.0は、root化用の穴が塞がれてrootを取るのが出来なくなったと書きましたが、あれからだいぶ経って、某掲示板の情報によると、最近ではrootを取れるようになったみたいですね。
ただ、貧乏おじさんとしては、あえて危険を冒すことをせず(なぜならオブジェと化すのが怖いヘタレなので)、あくまで正規の機能でやっていきます(物足りなくなったらどうするかわかりませんが)。
SIMがDTIのワンコインSIMなので、docomoのサービスは殆ど使えませんから、不要なアプリはどんどん無効にしていきます。ただ、無効にすれば完全に停止するかというと、なにやら裏で虫の息ほどで動いている気配があります。強制停止やタスクキラーで消したりしても、ゾンビのごとく蘇って来たりするので、その辺はうまく付き合っていくしかなさそうです。
次に、シャープ製のSH-6Dには、「エコ技」というのが付いてますので、これを起動させます。
バッテリーを一番消費するのは、たいていの場合は液晶画面ですので、出来るだけバックライトの点灯時間を減らします。あと、スマホの向きによって表示を変える「画面の自動回転」機能もそれなりにバッテリーを消費するようなので、これも切っておきます。画面を横向きにしないとならないのは、ワンセグを見たり、動画を見たりする時が殆どでしょうから、その時だけ設定を変えたほうが良いということですね。あと大きいのは、アプリの同期を停止することですね。
GPSは地図を見たり、ログを録ったりするとき以外に、もしも携帯を紛失したときにも使える機能ですが、これも家や会社にいるときなどは全く不要ですから、極力切っておきます。
そしてアプリ。省エネアプリは色々ありますが、私が入れているのは、
これは殆ど英語なのでわかりづらいのですが、何やら不要な通信を制御して、バッテリー消費を抑制するアプリのようです。他にも画面輝度を調整する機能もあるようなのですが、具体的にこれくらい節約されているというのは、数値としてはわかりづらいものがあります。このアプリ自体には、「これくらい節約してやったぞ、コラ」というが出てるのですが、体感としては非常にわかりづらいものがあります。ただ、これを入れてから、バッテリーの消費量はだいぶ減っているようなので、確かに効果はあるのでしょう。
しかし、これを入れていると、Gmailの受信通知が遅くなるという報告もあるようです。これのせいなのかどうかわかりませんが、私もGmailを携帯の方に転送設定していて、メール受信の際には、携帯の方が間違いなく先に受信通知されます。Gメールですので、先に受信通知というのもおかしいのですが、スマホの着信音が鳴るのが、転送先の携帯に比べて相当遅いということですね。場合によっては、20~30分遅れて通知されます。
さて、これでも足りなければ、最後は機内モードです。これは飛行機に乗る時用ということで、すべての通信をシャットアウトするものです。どのスマホにもモード設定があると思いますが、これを自動で実行するアプリがあります。
スマホがスリープモードに入ると、自動で機内モードにしたり、時々復帰させてメールチェックする時間を与えたりという切り替えを自動でやってくれるものです。いちいち手動でやる手間を省いたものですね。もっとも、スリープモードで機内モードになるということは、その間スカイプやLINEなどの無料通話・チャットアプリの受信も出来なくなりますが、それはいっこうにかまわないという人向きだろうと思います。
私のように、携帯とスマホの2台持ちの人が、電話やメールは携帯で、ネットを調べたり、地図を見たりするのはスマホで、と使い分けするには良いだろうと思います。ただ、外でネットをするのに時間がかかるのが、DTIワンコインSIMの欠点で、次回はそれについての考察を。
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