ガラケー礼賛

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photo by Nova

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9月末の調査でスマホの契約数が、ようやくガラケーを抜いたそうです。

  9月末の携帯電話契約、初めてスマホがガラケー抜く MM総研調査

IT調査会社のMM総研は23日公表した今年度上半期の携帯電話市場の調査結果によると、スマートフォンの契約件数が9月末時点で6248万件に上り、従来型携帯電話の6176万件を追い抜き過半数に達した。

3月末の前回調査と比べると、スマホが514万件増え、従来型は292万件減った。

ー 産経ニュース

つい最近までガラケーの方が多かったのかと驚いたのと同時に、これならまだまだガラケーの需要や市場は大きいのではないかと思いますが、キャリアにとっては月々の利用料が高いスマホを推進していった方が、企業利益にかなうということなのでしょう。この数字は、携帯利用者が積極的にスマホを選択したのか、あるいはガラケーの選択肢が少なくなったために、仕方なくスマホに乗り換えたのかが、少々わかりにくい気もします。

最近は、新機種のガラケーも申し訳程度に発表されたりしますが、そろそろ新製品の開発も終了するという噂も聞いたりしています。ガラケーの場合は、費用対効果で開発費が負担になっている部分もあると思いますが、キャリアが力を入れなければ、メーカー1企業だけが頑張っても、うまくはいかないでしょう。

今どき、秘密のアッコちゃんのようなコンパクトタイプの二つ折り携帯なんて古臭いと言う人もいるかもしれませんが、あの二つ折りのデザインこそが、たとえ表面は傷ついても、液晶画面を守り、ちょっとやそっとでは壊れない強靭さを与えているわけです。その姿はまるで、身を挺して大事な人を守るSPやボディーガードのようではありませんか。

小さなボディに圧倒的なバッテリーの持続力。シンプルにしてスモール&コンパクト。電話とメールだけなら、他に何もいりません。まさに、ジャパニーズ クール ビューティー。ああ、私は時代遅れのガラケーのような男になりたい。

さて、これだけスマホが隆盛ならば、MVNOもさぞかし普及しているのかと思いきや、

MVNO(仮想移動体通信事業者)が提供するSIMカードの利用率は全体の1・8%にとどまった。

なんですと!?これは殆どの人が、いまだにキャリアで利用しているということですよね。もっとも、昔はキャリア100%だったのでしょうから、2%近くをMVNOが占めているというのは、かなり貢献していると言えなくもないですが、それにしてもこれほどマイノリティだったとは。これではとても台頭しているとは言いがたいですね。ガラケーを応援しながらも、私は格安simも応援しているので、本当はあれさえなければ、「みおふぉん」一本にしたいとすら思っています。

そう、あれさえなければ。恨めしきはあれ。あれってなに?そう、あれです。

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