格安スマホライフは格安simとスマホの両輪が揃ってこそということで、今回はスマートフォンの選び方についてです。
今まで何度も書いてきてますが、格安simはdocomo系が殆どです。よってdocomoから発売されたスマートフォンは、MVNOのsimを挿してもそのまま使えます。以前にも書いたとおり、今年の夏頃から発売されるスマートフォンに関しては、無料のシムロック解除が義務化されますから、2年縛りが終わった頃のauやSoftBankのスマートフォンも、シムロック解除をしてもらえば使えるようになる予定です。と言っても、まだだいぶ先の話ですね。もう一つの選択肢がシムフリースマートフォンです。
ただ、現在でもたとえばauの端末のシムロック解除コードというのが、密かに、あるいはおおっぴらに販売されているので、それを購入してOCNやIIJmioのsimで運用している人は結構いることと思います。精度には多少疑問符が付きますが、iPhoneのシムロックアダプターというのも何年も前から売っています。そもそもsimロックなどは、このグローバル化の時代にそぐわないばかりでなく、キャリアの肥やしにはなっても、ユーザーのメリットは何もありません。
キャリアの現在の月額利用料は、1ヶ月のうちに殆ど電話しない人でも、あるいはネットに繋がない人でも、最低6~7,000円かかります。キャリアの言い分は、その中から端末代を割り引いているという主張ですが、何の事はない、その端末代を払っているのは他ならぬユーザーです。殆ど利用してない利用料を払わされているのですから、いくらスマートフォン代を安くしてもらったところで割に合いません。
ところで、シムロック解除によってただのゴミになってしまうスマホが減るのは良いですが、元々各社違う周波数帯を使っていたりするスマホが、シムロック解除によってどれでもdocomo系MVNOとau系MVNOで使えるようになるのかと言ったら、少々難しい問題もあるでしょうね。使えないことはないけれども、電波のつかみが悪いといった状況は普通にありそうです。もう一つは経年劣化ではないですが、時代遅れ感の問題ですね。たとえば今から2年前のスマホならそれほど気になりませんが、3年前のスマホだとまだLTEにも対応してない3G機だったりしますから、今の時代では使い物にならなくはないけれども、性能的に物足りない、歯がゆい、ストレスを感じる、実用に耐えないものとなってきています。
最近の技術では、VoLTEを搭載している端末とそうでないものとで時代の差を感じることになるのでしょうし、今後1,2年の間にさらなる技術革新がないとも限らないわけです。そう考えると、スマートフォンのサイクル、買い替え時期も2年くらいが目処になるんじゃないかなという気もします。内蔵型のバッテリーの場合には、電池交換のためにキャリアに預ける必要があったりするので、その手間を考えるといっそのこと買い替えてしまおうという買い替え需要も出てきそうな気がします。
MVNOの動向と、これからのシムフリースマートフォンの供給具合も関係してきそうですね。昔から携帯の新製品発売のサイクルはかなり短いと思っていましたが、やはり2年くらいで1サイクル巡るように思います。だからこその2年縛りなんでしょうが、その考えがシムフリー機にも通じるのであれば、2年後の使用にも耐えられるものを選んだほうが良さそうです。ただ、縛られないことがシムフリーの真価です。最初の出費は多少贅沢にして3年運用を考えるもよし、逆に気に入ったものを見つけたら1年毎に買い換えるつもりで使用するのもいいんじゃないでしょうか。
MVNOの市場が大きくなるにつれ、今年はさらにシムフリースマホの販売が増えるような気がします。そうなればメーカーの新機種投入にもますます弾みがつくでしょうから、今年の終わりくらいには想像ができないくらいに選択の幅が広がっているかもしれませんね。さて、抽象的なことばかり言っているようで、これからスマホデビューしようとしている人にはわかりづらいかったかもしれません。スマホの入手方法は、その昔に私が書いたよう内容がメニューの格安simと白ロム解説ページに有りますので、その辺を読んでもらえたらと思います。タブレットと違って、何故かシムフリースマートフォンは、店によってそれほど値段の差が出てないので、家電量販店で話を聞くのもいいかなと思います。
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