まただいぶ日が空いてしまいました。検証を兼ねながらやっていたら、また状況が変わってきたので更新が遅くなってしまいました。期待して待っていた方には申し訳ありません。
まずおさらいをしてみますと、もともとやりたかったのはSH-06Eと格安simによるBluetoothテザリングです。以前からお読み頂いている方はお分かりと思いますが、私の現在のモバイル環境はSHARP製docomo機SH-06EをIIJmioでデータ通信運用、ASUS MeMO Pad 7 ME572CLを現在はWi-Fi運用、そして今回モバイルノートASUS EeeBook X205TAを購入したわけです。他にも古いものや壊れたものもありますが、今回の内容には関係ないので割愛させていただきます。ちなみに、EeeBook X205TAは家の中や職場ではもちろんWi-Fiで繋ぐ事ができますが、家で使うのはもっぱらデスクトップとサブとしてタブレットをリビングやトイレで使用しているので、X205TAはあくまでも外出時用です。
さて、MeMO Pad 7 ME572CLは元々simフリータブレットですから、テザリングで利用するくらいなら格安simをもう一つ契約して利用したほうが数倍良いに決まっています。一方、EeeBook X205TAには有線LANは付けられませんので、基本は無線LAN接続になります。この際にモバイルルーターを使用すれば、特に何も考える必要はないわけです。ただ、当然荷物も増えるし、SIMフリーのモバイルルーターを買おうとすれば、これまたそれなりの出費になってしまうわけです。そうかと言ってSIMフリータブレットのMeMO PADでテザリングを行えば、特に難しいこともなく繋げることは出来ますが、これもまた大きな荷物が余計に増えてしまいます。
そこで、スマホを使ってBluetooth接続をしようと悪戦苦闘したのが前回までの内容です。FoxFiとPdaNetというアプリを使ってなんとか繋げることが出来ましたが、それでも一発で繋がるわけじゃない。それは精度の問題と言うよりは、何か別の根本的な問題があるようにも思いましたが、それを解明するのは知識の足りない文系脳の私には到底不可能なこと。しかし、かの探偵ガリレオ、湯川学准教授もドラマの中でこう言っておりました。
「全ての現象には必ず理由がある」
そして、こうも言っておられました。
「仮説は実証してはじめて確かなものになる」
まあ、既に多くの人が実証してるんだからいいじゃないかというのはありますが、私の中で繋がるというのは、フロックでたまたま繋がることではなく、自分が望んだ時に安定的に繋がることを言うのであります。私の場合はその域まで達していませんでしたので、より確かな手応えをつかむべく、また何度も実験を繰り返したのでした。
そしてようやく安定して繋げられる方法がわかりました。
その方法とは、(デケデケデデケデケ・・・ ← ドラムロールの音)
「これ」
「これ」と言った時の脱力感は、思わずファブリーズの松岡修造氏を思い出しましたが、要はGoogle DNSを利用することです。実はこれ何度も試したんですが、私の環境でGoogleの検索結果からリンク先に飛ぼうとした時に、これにチェックを入れていない場合は、まったくリンク先に繋がりませんでした。
Google DNSについての説明は省略しますが、詳しく知りたい方はググると色々出てきますので調べてみてください。結局、私の場合には、このGoogle DNSを使用しないと、ほぼ全ての通信がタイムアウトしてしまう感じなので、今まで簡単に繋がったと言っている方との違いは何なのか、正直ちょっと気になるところです。もしかするとSIMの違いなども関係するのかもしれませんが、私は他のSIMを持ちあわせていないので確かめようがありません。
さて、価格ドットコムの口コミで繋がると言われていたこのFoxFiとPdaNetの組み合わせは、限定的ではありますが一応接続に成功しました。しかし、もう一つのアプリ、Easy Tetherの方ですが、こちらは繋がらないまま放置しておりました。
ただ、これも改めてUSB接続で試したところ繋げる事が出来ました。そして、その後Bluetooth接続を試みたところ、こちらも見事に接続。どうも以前はBluetoothだけで繋げようとして、必要なドライバソフトやファイルがしっかりインストール出来ていなかったのかも知れません。
ただし、こちらはhttps接続は出来ませんでしたので、前回書いたPdaNetでhttpsが蹴られるという現象は、私の頭の中でこちらのアプリとごっちゃになっていたようです。
今回の検証結果
docomo機(SH-06E、非root)と格安simの組み合わせでテザリングを行った場合
- Wi-Fiテザリングは不可
- PC(EeeBook X205TA、Windows8.1)とのBluetoothテザリングはアプリにより可能
- FoxFiとPdaNetの組み合わせでは、時間もしくは通信量によって接続が切れることがある。
- MeMO Pad 7 ME572CLにPdaNet Tabletを入れて繋げても、接続はするがまともに通信が出来ない。
- Easy Tetherの場合は、httpsに繋がらない。
- MeMO Pad 7 ME572CLにEasyTether Tabletを入れても繋がらない。
- タブレット(MeMO Pad 7 ME572CL)とのUSB接続は未検証(両端microUSBオスのケーブルを持っていないため)
以上、あくまでも私の環境でのことですので、他の方も同様とは限りません。また検証内容も十分とは言えないと思います。
テザリングに関しては、Xperiaに関しては、rootを取らずに格安simでテザリングできるという記事が話題になっていましたし、
root不要でsettings.dbを編集する方法
【MVNO】非rootなドコモ端末をMVNO SIMでテザリングを可能にする方法(中級者向け)
OSやファームウェアのアップグレードで、状況が変わらないとも限りません。
私の環境においても、Easy Tetherは有料版をインストールしなければ内容的にはほぼ使い物になりませんし、PdaNetも途中で通信が切れると、繋ぎ直すのに手間取ったり再起動を余儀なくされたりしますので、無料版の使い勝手が良いとは言いがたいものがあります。あとは自分の使用頻度と購入金額を秤にかけて、どちらが賢明なのか、あるいは本当に有料版を使うほどなのかを自分なりに判断するより他はなさそうです。この記事もあくまでも参考として読んでもらえたらと思います。
なお、先程も書きましたが今回の検証結果が自分なりに満足の出来るものではないため、不備な点があるかと思います。記事に明らかな間違いやおかしな点があると言った場合には、ご指摘いただけると幸いです。
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