前回取り上げた「honor6 Plus」に続き、またHUAWEIのsimフリースマホです。今回取り上げるのは、simフリーで5型のスマートフォン、「HUAWEI P8lite」。同じく6.8型の「HUAWEI P8max」もやろうと思ってたのですが、長くなってしまったので、そちらは機会があれば回を改めて取り上げます。6.8型だとスマホと言うよりはファブレットですね。
このところHUAWEIが色々と出してきているんですが、まさに格安スマホ、あるいは格安sim向け端末といった感じで、良い価格帯のところを突いてきますね。これは私だけの考えかも知れませんが、simフリースマホで購入しやすい金額というのは、大体3万円前後から4万円くらいまでだろうと思います。もちろん安いのは1万円くらいのものからありますが、それだと性能的に物足りない。というよりも、きっと操作するときにストレスが溜まりまくると思います。「ちょっと物足りないなあ」という感覚と、「なんだこれ焦れったいな、イラつくな」という感覚ではまったく違うように、1万円と3万円の差というのは非常に大きいだろうと思うのです。
仮に2年間使うとすると、月々1,000円の割賦で端末を買ったら本体価格24,000円になるわけですが、これが1,500円だと36,000円。格安simの一番安いプランで使うとすると、それにsim代金1,600円くらいが加算されるので、月々の支払が3,000円くらいの計算になります。これならガラケーとそれほど負担が変わらないので、格安スマホとして使うには、それくらいがちょうど良いんじゃないでしょうか。
分割ではなく一括で買う場合でも、3万円と5万円の製品を買うのでは、気持ちの上で大きな違いがあると思います。一度買ってしまえば、もっと安いのにしておけば良かったと後から思うことはあまり無いですが(逆は結構ありますが)、一番不安に感じるのは、スマホというのは落としたり無くしたりする可能性があることですね。さらに言うと、落として液晶画面にヒビが入ったりして短命になってしまう恐れがあるということです。最悪の場合は、買ったその日に落として使い物にならなくなることだってあるわけです。そんな場合でもキャリアのような保証がありませんから、修理代も馬鹿になりません。そう考えた時に自分の諦めのつく金額というのは人それぞれでしょうが、私だったら5万円で買ったものがその日のうちに壊れたら、きっと1年くらい泣いて過ごすでしょうね。
そうなると、どうしても国産のスマホでは厳しいものがあります。そこそこの機種のボリュームゾーンが大体5万円くらいになってしまいますので、技術的に大きな差があるというのなら話は別ですが、それほどでもないのであれば、どうしても安い方に目が行ってしまいます。もちろん性能も重視しますが、その点はこのHUAWEIもしっかり考えていて、日本人が納得出来るスペックの機種を投入してきています。
ところで、前回取り上げた「honor6 Plus」と今回の「HUAWEI P8lite」、いわゆるブランド名が違っているわけですが、その違いは何かというと、「honor」ブランドはオンラインの通販向け、「HUAWEI」ブランドはオフライン向けという定義のようです。そして、日本国内では「honor」は、楽天市場の公式オンラインストアと楽天モバイルのみでの販売のようです。メディアでの取り上げ方がこちらの「P8lite」の方が多いのは、そうした理由もあるのでしょう。
さて、理屈が長くなってしまったのでスペックを見ていきましょう。
機種名 | HUAWEI P8lite |
---|---|
カラー | ホワイト、ブラック、ゴールド |
OS | Android™5.0 Lollipop / Emotion UI 3.1 |
CPU | Hisilicon Kirin 620 オクタコア (A53/1.2GHz) |
メモリ | RAM:2GB / ROM:16GB |
バッテリ | 2,200mAh |
連続待受時間 | LTE-FDD:約450h / WCDMA:約500h / GSM:約600h |
連続通話時間 | WCDMA:約13h / GSM:約20h |
ディスプレイ | 約 5.0inch HD( 720 x 1280ドット)IPS (GFFフルラミネーション) |
カメラ | メインカメラ:1300万画素(開口部 F2.0/AF/BSI) インカメラ:500万画素(開口部 F2.4/FF/BSI) |
通信速度(受信時/送信時) | 下り(受信時)最大150Mbps(LTE) 上り(送信時)最大50Mbps(LTE) |
通信方式 | 【 SIM1 (or SIM2) 】 FDD-LTE : B1/B3/B5/B7/B8/B19/B28 TDD-LTE : B40 UMTS : B1/B5/B6/B8/B19 GSM : 850/900/1800/1900 【 SIM1 (or SIM2) 】 GSM : 850/900/1800/1900 ※SIM1 / SIM2両方同時にLTE/3G対応は不可 Wi-Fi:802.11 b/g/n 準拠 テザリング機能 / 最大接続台数:8台 Bluetooth通信:V4.0+LE |
その他 | SIM / SD スロット:[Micro SIM スロット] + [Nano SIM / Micro SD 共用 (排他) スロット] SDカード:Micro SD(最大32GB) 測位方式:GPS/AGPS/Glonass センサー:加速度、近接、環境光、電子コンパス |
サイズ | 143mm(高さ)×71mm(幅)×7.7mm(厚さ) |
重さ | 約131 g |
デザインはパッと見エクスペリア似ですね。特にサイドのエッジ部分が似てる感じがします。極狭小のサイドベゼルはHUAWEIの特徴でしょうか。かなり洗練されたデザインのように感じます。値段に見合わずヘアライン加工が高級感を出してますね。シンプルなだけに飽きのこないデザインだと思います。
ディスプレイの解像度やバッテリーはもう少しあっても良い気はしますが、スペック的に上手にまとめたなという感じがします。Micro SDが最大32GBというのはどうなんでしょうね。動画をたくさん撮る人は少し物足りないかも知れません。それでもコスパはやはり高そうですね。CPUはハイエンド機種に搭載されているものよりも落ちるのでしょうが、価格を考えれば無難なところでしょう。むしろ、3万円未満の製品で8コアのオクタコアプロセッサを搭載しているだけでも、そのやる気が覗えます。例によって、KDDIの移動体通信網を利用した通信サービスには対応してないというのが気になりますが、なんとか対応するように出来ないんでしょうかね。
格安スマホも選択出来る機種が段々と増えてきましたね。
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