| おい!赤頭。お前、俺のLINE、既読無視しただろう。 |
| 何言うてるんすか、おっさん!ちゃいますって。わいの携帯、さっきから行方不明なんですわ。 |
| 嘘つけ。っていうか、おっさん言うな。 |
| ホンマですって! |
| 鳴子。お前の携帯、トイレに落ちてたぞ。 |
| カッ、カッ、カッ。聞きました?おっさん。すまんな、スカシ。 |
| いや、そのまま置いてきた。ハエがたかってたんでな。 |
| (便所バエ) |
| なんやと、このスカシ! |
| 鳴子くーん。君の携帯がトイレに置いてあったから持ってきたよ。 |
| おお、さすがは小野田くん。スカシとは大違いや。
げっ、ビショビショに濡れとる。電源入らへん。どないしよう。 |
| 修理するっきゃないっしょ。 |
| そうだよね、巻ちゃん。 |
| なっ、東堂。どうしてお前がここに。 |
| 巻ちゃんがなかなかLINEの返事くれないからさ。 |
| そんなことより、わいのスマホが。 |
| 鳴子、ちょっと貸してみろ。俺が直してやる。 |
| さすが主将さん。恩にきます。
てか、あかん。余計に壊しとるー! |
| ったく。ガタガタうるせーな。暑苦しいんだよ。 |
| 言葉が過ぎるぞ、荒北。ここは総北だ。
金城、陣中見舞いだ。いつもの奴を持ってきた。 |
| 福富。箱根の温泉まんじゅうか。
すまんな、今取り込み中だ。 |
| 坂道くん。僕も来たよ。 |
| 真波くん。他の先輩たちも一緒だね。 |
| アンディ、フランク、ようやく僕達の出番が来たようだね。でもこれで終わりかも。 |
| それじゃ俺は何を言えばいいんだ?うさ吉。 |
| ? |
| ザク |
| アブ |
| ザコ |
| おい、金城。それでスマホは直ったのか? |
| まだやってたんすか、金城さん。 |
| 俺は絶対に諦めない男だ。 |
| さすがは金城。だが、俺は強い。 |
| よし、小野田。今泉と鳴子を連れて出来るだけ早く携帯屋へ行き、このスマホを修理しろ。そして直ったら、すぐに田所にLINEの返事を送れ。
それが今日のラストオーダーだ! |
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