SH-06Dを選んだ決め手は、もちろん値段が安いというのがありましたが、Android2.3の時はダメダメでも、4.0にバージョンアップしたら余計なアプリを停止できるので、かなり良い子に変身するという使用者の評価によるものでした。もちろんそれまでスマホを持ったことがなかったので、どれくらいの違いがあるのかなど比較のしようもないのですが、レビューには使用者のわりと切実な主張が垣間見えたりするので、きっとその評価は間違ってはいないのだろうという確信はありました。
私の考えでは、評価が悪い → 人気がない → 在庫放出 → 白ロム相場が下がる → 結果として安い値段に落ち着く=お買い得 ということでした。
もともと評価の低い理由は、すぐにバッテリーが無くなるというスマホにとっては一番大きな問題で、それが他の機種と比べても格段に悪いとなれば、それは評価が下がっても当然です。Androidを2.3から4.0にバージョンアップすることで改善するのであれば、こんないいことはありません。
ですから、実際に購入して、使用感を多少確認したら、すぐにバージョンアップをしようと思っていたわけですが、ここでひとつ問題が起きました。
Androidをバージョンアップするためには、ソフトウェアのビルド番号が01.00.07でなければならないのですが、私が購入したスマホのバージョンは01.00.04です。ビルド番号01.00.07からのメジャーアップデートはWi-Fi経由で出来るのですが、01.00.07へのソフトウェア更新は、パケット通信を使わないとできません。この場合、格安SIMのDTIはドコモ回線を使っているとはいえ、元々ドコモとの契約ではありませんから、当然つながりません。
そこではたと考えてしまいました。実は私の家はドコモショップのすぐ近くなので、その気になれば店頭へ行って「更新させろ、このヤロー」とゴネる事もできなくはありませんが、それは最終手段として、出来れば穏やかに解決したいものです。これは一応サービスセンターに電話をかけて聞いてみようと思いました。さて、その結果は、対応はショップによって変わるので、実際にドコモショップへ行って聞いてくれということでした。
なんで本社に問い合わせたのに明確な答えが得られないかというと、結局ドコモショップと言っても、実際には地元の有力企業がやっている代理店だったり、フランチャイズ店だったりで、上意下達とはいかないのでしょう。掲示板などを見ていると、普通にやってくれるという人もいれば、断られたと書いてあるブログなどもあるので、こればかりは一概には言えないようです。もっとも、ドコモ端末として売っているのだから、それくらいは気持ちよくやってくれても良さそうですけどね。
結局私はどうしたかというと、実は嫁さんがドコモと契約していて、すでにGALAXY S IIIの使用者だったりしたのですね。これがSH-06Dと同じminiSIMなので、嫁さんのSIMを借りて、そのままソフトウェアを更新して、その後自宅のWi-Fiを使って無事にAndroid4.0にバージョンアップ出来ました。だったら最初からそうしろと言われそうですが、裏蓋を開けてSIMを取り出し、それを入れ替えてという動作が、嫁さんにとっても、あまり楽しい行為ではないわけです。逆の立場だったら私も面倒くさいと思うでしょう。そう思うであろう相手にお願いして嫌な顔をされるよりは、お互いに気持ちよく出来るに越したことはないということで、一応確認したわけです。
その辺は夫婦愛の問題でスマホの問題じゃありませんが、実際にSIM交換をして嫁さんのスマホに戻したところ、嫁さんのスマホが暴走して、バッテリー消費量が異常にあがるという予期せぬ症状に陥りました。結果私にSIMを貸したせいだとかなり文句を言われましたが、そんなことで夫婦仲が悪くなるのもバカらしいわけです。その辺の事情も、ドコモさんには是非わかって欲しいと思います(笑)
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