スマホの詐欺対策

※記事内にアフィリエイト広告を含みます。

88d640b90c0821f8e14d0525521b071d_s

台風19号もだいぶ接近してきて、すでに影響の出ているところもあるでしょうか。先週から続けて上陸の恐れがある台風ですが、今年は秋らしくなるのは早かったですが、自然災害が多くなっているような気がします。万全の備えと言うのは難しいですが、それでも出来ることをしていきましょう。

先日、またワンクリック詐欺で逮捕者が出ていました。

詐取容疑で運営者逮捕=アダルトサイト架空請求事件-警視庁

 

その手口は、

アダルトサイトからダウンロードして利用すると、電話番号など個人情報が抜き取られるアプリを別会社に50万円で依頼して開発。昨年4~7月に少なくとも約645人分の情報を入手していた。     -時事ドットコム

ということですから、アプリをダウンロードした時点で、鴨ネギ状態だったのでしょう。

この事件の問題点

 

ここではいくつかの問題がありますが、個別に見て行きましょう。

  1. 個人情報を抜き取るアプリが配布されていたこと。
  2. それをインストールしたこと。
  3. そして、サイト上のボタンをクリックしただけで契約が成立したと誤認識させるワンクリック詐欺に引っかかったこと。
  4. 更には、その架空請求に対して金銭を支払っていること。

まず、1の詐欺アプリが市場に出回ることですが、基本的に防ぎようがありません。Androidの場合には、Google Playからダウンロードするのは原則ですが、これもどこまで信用できるか疑問です。ただ、アダルトサイトに促されてアプリをダウンロードするような真似は危険極まりないので、どんなに下心が揺り動かされても絶対にしてはいけません。

2の詐欺アプリをインストールするというのは、上の1と一連のものなので同じことだろうと思うかもしれませんが、インストールする際に、そのアプリにどんな権限を持たせるかというのが、注意として出てくると思います。上の事件で言えば、例えば電話帳へのアクセス権であるとかですね。インストールするアプリの性質から考えて、必要のないと思われる権限を要求してくるものは、ちょっとは疑ってかかった方が良いかと思います。それはGooglePlayで配布されているアプリでも同様です。私自身も、結構怪しいなと思うアプリを入れていたりはするんですが。

3のワンクリック詐欺ですが、例えばこの先は有料であるとかの注意が書かれているわけでもないのに、何かをタップした途端に画面上に「契約成立」などのような文字が出てきたとしても、基本的には放っておけば良いです。本人にその意思がないのですから、契約が成立するわけがありません。普通ならその時点で相手がわかるのは、せいぜいIPアドレス程度でしょう。ですが、上記の事件の場合には、電話帳から色んな情報を盗まれていると考えると、ただ放っておけばいいと言われても、かなり不安になるでしょうね。仮に電話がかかってきたとしても、その電話も無視すればいいんですが、やはり負い目がある分だけ弱くなってしまうんでしょう。電話帳に住所なども記載されていれば、逃げようがないと考えるかもしれません。

いっそのこと、自分はスケベな人間だと認めてしまったほうが後々やりやすそうですが、それはそれで恥ずかしいですね。一人暮らしならともかく、家族にバレたり、職場にバレたりするとあとあと面倒ですから、金で済むことならそうしてしまおうという意識も働くかなと思います。痴漢の冤罪事件などと似ていますね。結局それが4の支払いに結びついているわけですが、それによって余計に詐欺犯をのさばらせているわけですから、それはそれで問題だろうと思います。

ここ数年、いわゆる「振り込め詐欺」、最近では振り込みに対する監視が厳しくなったので、息子の同僚や友人を名乗る受け子が金銭を受け取りに来る、「なりすまし詐欺」が横行しているようですが、詐欺件数はひたすら増加しているようです。なんで事件が増えているかというと、その犯罪に手を染める人が増えているからです。そうなると被害者が益々増えてという悪循環ですから、少しでも被害者や犯罪が減るように、今回からまた少し考えてみたいと思います。

コメント