今年は格安simや格安スマホがより一層普及する年になりそうですが、それに合わせて他にも色々と普及しそうですね。特に目覚ましい勢いで普及しそうなのがウェアラブル端末。我々ウルトラセブン世代では、ウルトラ警備隊が使っていたビデオシーバーを思い出してしまう腕時計型心拍計とか、ドラゴンボール世代にとってはサイヤ人が付けていたスカウターを彷彿とさせる3Dメガネとか、段々と空想の世界が現実の物へと近づいてきました。いずれはその外見がカッコ悪いという時代になるのかもしれませんが、今は最先端には違いありません。思えば、昔の携帯電話などは移動無線局とは言えても、とても携帯と呼べるほど小さいものではなかったし、デザインもカッコよさからは程遠いものでした。それが技術の進歩とともに改善され見た目も洗練され、より使いやすいものになっていくのでしょう。ほんの2年前までスマホはバッテリーが持たないから携帯の方がいいと言っていたのが、はるか昔のことのようです。
それと流行りそうというか、すでにだいぶ流行しているのがセルカ棒(自撮り棒)と言われる自分撮り用のアイテムです。観光地などで外国の人が多く持っているのを目にしますが、若い女性の間でも結構人気があるようで、これで自分撮りした動画をYouTubeに流すなどというのも普通に行われているようです。ただこれがもしテレビだったらカメラマンやキャスターやマイクさんとか、一人で何役もこなしているのと同じですからね。考えてみれば恐ろしい時代になったものです。もっとも、最近では予算の関係でテレビ番組でもディレクターが一人で観光レポートなどもしているようですから、影響力を考えればそっちの方が恐いと言えば恐いのかも知れません。
そう言えば、つまようじをコンビニの商品に入れて動画を投稿していた未成年の犯人が捕まったようですね。今はインターネットからいくらでも情報を発信できる時代ですから、良いことも悪いことも一瞬にして世界中に知れわたります。ネットの世界でも、より過激で刺激的なことじゃないと相手にしてもらえないという事情もあるのでしょう。勢いやり過ぎと言ったことも多くなってくるだろうと思います。ただ、過ぎたるは猶及ばざるが如しという故事もあります。ましてや犯罪を犯しては元も子もありません。自分撮りの良い点は、他人の手を煩わせることがないということですが、逆に自己中心的な考え方にも陥ってしまいがちなので注意が必要です。
さて、自分で撮れる自撮り棒。セルカ棒とか(セルカってなんか車の名前みたいですね)、セルフィースティックとか呼び名は色々あるようですが、自分でアングルを決められて好きなタイミングで撮れるのは良いですね。人に撮ってもらうのでは、そううまくはいきません。もっとも、写真撮ってくださいというのが無くなると、幸福の黄色いハンカチの高倉健と武田鉄矢や桃井かおりとの出会いもまた無かったわけですから、そう考えると寂しい気もします。それ以前に夕張の町が財政破綻してるじゃないかと言われれば、まあそうなんですが。
で、このセルカ棒なんですが、外国製の物で無線を使って撮影するものは日本の技適問題に引っかかるだとか、普通にスマホの画面を確認しながら撮ろうとすると、画質の良いアウトカメラではなくてインカメラになってしまうとか色々と問題はあるようですが、その辺りも解消したものも続々と出ているので、今年中には一家に一本、あるいは一人一本、使い飽きたら孫の手にもなるとかお父さんのゴルフスイングの練習用にも早変わりとか、使い道はそれなりにありそうです。それほど場所も取らないでしょうから、持ち歩いたら便利かも知れません。ただ、撮るのに夢中になるあまり、他の人の通行を妨げたり、あるいはぶつけたりしないように注意しましょう。
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