キャリア(携帯)メールが無いと困る人

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本当に脱キャリアしてMVNOに一本化するためには、いつまでもガラケーにしがみついたままではなく、潔く切り捨てる勇気も必要です。いまや「ぴんから兄弟」の「おんなの道」のようにすがって泣く女性もいないでしょうし、貧乏おじさんがすがって泣いても鬱陶しいだけです。断捨離も必要でしょう。ということで、何度も取り上げているキャリアメール。そろそろ卒業してもいいんじゃないかということで、じゃあ逆に無いと困るのはどういう時よというのを調べてみました。

しかし、よくよく考えてみると、キャリアメールが無いと困る場合と無くても大丈夫というシチュエーションで分けるというのはおそらく間違っていて、無くてもいい人と無いと困る人という色分けの方がが正しいだろうと思います。ですので、まずは捨てちゃまずいだろうと思う人について考えてみます。

1 仕事でキャリアメールを使っている人

まず、今まで仕事上でキャリアメールを頻繁に使ってきた人。特にお客さんとのメインの連絡先としてキャリアメールを教えている場合。そして、そのメールアドレスで実際に連絡をとっている場合ですね。相手の人数や年齢層にもよるでしょうが、この場合は他の方法、たとえばフリーアドレスやLINEのようなメッセージサービスには変更しづらいだろうと思います。そもそも仕事でそこまで携帯メールを使っているのであれば、あえて脱キャリアをする必要がないというよりは、下手にキャリアから抜けると金回りが悪くなったのかと誤解を与えて、かえって信用を落としかねません。格安スマホを話のネタとして利用するのは良いかもしれませんが、お客さんによっては全く関心の無い人もいるでしょうし、貧乏くさくていやだと思う人もいるでしょう。もっとも、そういう人はこんなブログを読んでないでしょうから議論の外ですね。

2 学校の連絡網・あるいは防災情報

次に考えられるのが学校や連絡網を利用している人。もしくは自治体の防災ほっとメールなどの防災情報サービスに加入している人。学校の連絡網は緊急連絡や不審者情報なども配信されるものですね。これはキャリアメールというよりは、システムによっては携帯の個体識別番号を使っているものもあるようなので、それをMVNOも認めろと一人声高に叫ぶのは、子供の身の安全をないがしろにするつもりなのかと、他の父兄から大バッシングをくらう恐れもあるでしょう。うちは貧乏だからと同情を買おうとするのも、かえって子供がイジメの対象になりかねないので考えものですね。あの人の家は給食費さえ払ってないとか根も葉もない噂まで立てられそうです。それでも敢えて提言する場合には、誰かしら仲間を探してからのほうが良いかもしれません。防災システムに関しても携帯向けのサービスと銘打って、携帯メールアドレス必須になってしまっています。ただ、これだけスマホが普及してきたことを考えると、公共サービスは時代にあった形にするべきではないかと思います。

3 携帯メール必須の予約システム

現在どれくらい携帯メール必須の予約システムがあるのかわかりませんが、もしあるとするなら、そういう古いシステムの病院などに通院している人。こちらの場合は、病院に要望を出せば改善の余地はありそうです。さらに飲食店や美容院などの予約サービスもそうでしょう。ただ、予約サービスに関しては、必ずしも携帯メールアドレスと紐付けする理由も必要もないでしょうし、それがためにお客さんの評判を落とすようなことになれば店にとっても本末転倒ですから、すでに携帯メール以外にも対応済み、あるいは今後改善していくところも多いのではないかと思います。携帯メールじゃなくてもプッシュ通知に対応しているメールサービスはいくらでもあるし、それこそLINEのようなサービスもある時代です。民間の場合は臨機応変に対応出来るのではないでしょうか。

4 携帯メールのみに対応している値引き・ポイントサービス

そして次にキャリアメールがないと困る人は、お店やサイトの値引きやポイントサービスを利用している人ですね。お店だったらドン・キホーテなど、ネット上だといくつか携帯メール必須のポイントサイトがあります。携帯メールを諦めることによってトータルでどれくらいの損失になるのかわかりませんが、今まで使えていたものをわざわざ自分から手放して利用できなくなるのは精神的にも良くないでしょう。それも顧客サービスの点から考えれば、業者側が考えるべきものだろうとは思います。ただ、実際にどうするかはあなた任せですから、どうしてもポイントやサービスを使いたいのであれば、いずれ状況が変わる時が来るまで、もしかするとずっと変わらないかもしれませんが、我慢するより仕方ないのでしょう。

5 招待や登録にキャリア(携帯)メールが必須のサービス

mixiはかなり以前に会員規約が緩くなって、キャリアメール必須ではなくなっていますが、これは自主的な改善というよりは、会員が離れたことによって大衆迎合せざるを得なくなった例でしょう。他にも色々なサイトがありますが、この場合はそれがために必ずキャリアメールが必要かというと微妙なところだと思いますので、次回あらためて見てみたいと思います。

今日のまとめ

今まで私自身ガラケーとスマホの2台持ちをしてきて、確かに料金的には携帯の安いプランと格安simの安いデータプラン併用で、それなりのスマホライフも送れてきました。ただ、最近タブレットを使うことも多くなり、場合によっては3台持ち歩くこともあります。それぞれに良さはあるものの、やはり物が増えるというのは、その分煩わしさも増えるわけです。キャリアメールよりもLINEやSkype、ハングアウトの方が連絡は取りやすい。さらに通話機能も付いた格安simが月額1,600円くらいからある。今まで持ち歩いていた3台の中で必要ないのはどれだろうかと考えたとき、何を捨てるべきかは自ずと答えが出てきます。電話もLINEも必要なら、ガラケーを選ぶ理由がないからです。

もしも今まであげてきたような状況にはないけれども、只々キャリアメールの見えない呪縛に縛られて高いスマホ料金を払い続けているような人も、MVNOへの乗り換えを検討されてはどうかと思います。

ということで、少し長くなってしまったので、次回は先程も言った脱キャリアメールを決めた時に、この辺が不自由だろうというのを具体的に見てみます。

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