兵庫県立健康生活科学研究所(神戸市)は、スマートフォンの充電中に充電器の接続部分が異常発熱するとして、9件の相談が県内の消費生活センターに寄せられたと発表した。相談は2013年4月~14年12月の間で、うち2件は利用者が軽いやけどをしていた。同研究所が注意を呼びかけている。
-朝日新聞デジタル
上記引用先のサイトに載っていた写真が、私のスマホ(SH-06E)と似ていたのでなんじゃこりゃと思った記事なんですが、内容を読んでみると特に機種の問題ではなくて、充電の仕方に問題があったようですね。これは特にスマホに限ったことではなくて、電化製品全般で起こりうることなんでしょう。しかし、携帯電話ほどプラグを抜き差しする電気製品もあまり無いでしょうし、コンセントとプラグに比べて、スマホの充電コネクタとドックコネクタは部品が小さいですから、それだけゴミや埃などの異物にも気づきづらいかもしれません。
話は変わりますが、最近家のパソコンで使っているマウスのスクロールボタンが全然効かなくなってきて困っていました。そろそろ買い替え時かななどとも思ったのですが、まだ買ってから2年も経ってないので、安物とは言え、あまり頻繁に買い換えるのではコスパが悪いなと思っていました。人によってはマウスの寿命は2年程度という人もいるようですが、そもそも保証期間が3年とか5年と長い製品ですから、電池寿命と大して変わらない寿命では短命過ぎるし、使い捨てになってしまいます。それで、なんでスクロールボタンだけ効かなくなってきたのだろうと調べてみた結果、これはどうやらボタンの隙間から埃が侵入して、それが悪さをしているようだとわかりました。構造が簡単なので埃が侵入する部分はスクロールボタンの周りですね。
さて、埃なら吹き飛ばせば良いということで、デスクトップパソコン御用達のエアダスターなどでシューシュー吹いてみました。ただ、マウスには飛ばした埃を外に排出するための排気口がありません。完全に分解出来ればいいのですが、電池ボックスにあるネジを外しても多少隙間が開く程度で、桃太郎が産まれた時のように完全にパッカーンと外すことが出来ません。無理にこじ開けたら壊れそうだったので、その電池ボックスのわずかに開いた隙間からエアダスターのノズルを差しこんで、こちらからもシュー、あちらからもシューとやってみました。
そうすると微妙にスクロールの反応が戻ってきたんですね。それでもまだ完全とは言えません。埃を機械内部で飛ばしても、それが外に排出されない限りは中で浮遊するだけで、そのうちまた付着することもありそうです。粘着具合もわかりません。隙間から排出されている可能性ももちろんありますが中の様子は全くわからないので、飛ばされたものもあれば、そうでないものも当然あるだろうと考えました。その辺は洗濯機の洗濯槽の裏に潜んでいるカビと似たようなものでしょうか。
そこでよくよく考えてみたんですが、「埃を取るならエアダスターじゃなくて掃除機じゃね?」と思い至ったわけです(早く気付け)。おそらくパソコン内部のように精密な部品がところ狭しと埋まっているわけではないでしょうし、仮に壊れても安いものです。ということで、掃除機に付属してる細いノズルを隙間に近づけて、スクロールボタンをクルクル回しつつ、その周囲から最強の吸引力でしばらく吸い続けてやりました。そうすると効果てきめん。今までの不調が嘘のように蘇りました。マウスなど安いのは1,000円程度のものですが、まだまだ使えるものを捨てずに済みました。
で、冒頭のドックコネクタについてなんですが、ここは非常に細かい部品ですから、埃が侵入すると取りづらいだろうと思います。埃が溜まるとしても徐々に溜まっていくでしょうしね。それほど神経質になる必要もないと思いますが、充電する時にはたまに確認した方が良さそうです。特に差込口の上下を間違えて無理に押し込んだりすると、コネクタが損傷して危険な状態になりますので気をつけましょう。
それと、お隣中国の方でお風呂で充電しながらスマホを弄っていたら、それを誤って湯船に落として感電死する事故も相次いでいます。充電中のスマホを浴室に持ち込むこと自体が危険なので、あまりする人もいないと思いますが念のため。特に今日は充電中に電話に出たら感電死したなどという痛ましい事故も起きています。充電しながらの使用はバッテリー寿命も縮めますから極力使用は避けましょう。ということで、充電中はくれぐれもご注意を。
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